参照面+インスタンスパラメータで形状ハンドル
ファミリの形状を変更する◀▶のマークを「形状ハンドル」といいます。このマークをドラッグしたり、位置合わせで目的の面に一致させたりすることで、ファミリの形状を変更できるので大変便利です。
一般には「参照面」に寸法を作成して、インスタンパラメータのラベルを付与すればOKです。
図A : 参照面+インスタンスパラメータ |
これをプロジェクトにロード、配置し選択すると形状ハンドルが表示されます。
図B : プロジェクトにロードすると形状ハンドルが表示される |
形状ハンドルが表示されないとき
この形状ハンドルが表示されない場合があります。図Aで右側の参照面の参照を[参照なし]に設定し、
図C:参照面の参照プロパティの値を[参照なし]に設定 |
プロジェクトにロードします。すると右側の形状ハンドルが表示されなくなります。
図D:参照なしの参照面には形状ハンドルは表示されない |
上下の形状ハンドルに注意!
ファミリエディタで正面のビューで、次のように参照面+インスタンスパラメータの寸法を作成しました。h1、h2の上下端の参照面の参照は弱参照です
図E:正面ビュー |
こんな場合も形状ハンドルが表示されません。
図F:上下に形状ハンドルが表示されない |
これはなぜでしょうか?これは図Eのh1、h2の寸法がレベルと参照面の間に作成されているからです。
図G:寸法は参照面とレベルの間に作成されていた |
形状ハンドルを表示するには参照面と参照面の間に寸法を作成する必要があります。多くのファミリテンプレートでは、参照レベルに参照面がロックされています。参照レベル側の寸法補助線を、参照レベルにロックされている参照面に付け替えて、再度パラメータh1、h2を与えます。
図H:参照レベルにロックされた参照面を使う |
そしてプロジェクトにロードすると無事形状ハンドルが表示されます
図I:参照面同士に寸法を作成すると形状ハンドルが表示される |
特に意識していないと、立面ビューで寸法を作成する時、レベルを押さえてしまうので、レベルにロックされている参照面を押さえるようにしてください。