2024年8月18日日曜日

複層壁の領域を分割

壁のレイヤを水平に分割する

レイヤは水平に分割した例
壁のレイヤは上図のように水平に分割して異なるマテリアルを割り当てることができます。分割数はいくつでも構わないのですが、レイヤの厚さは一定です。

手順

ここでは「建築テンプレート」をもとに、具体的な手順について説明します。
  1. 標準壁:標準200mmで壁を作成
  2. 作成した壁を選択して[タイプ編集]をクリック
  3. [複製]ボタンをを押して、名前を適当につけてOK
  4. 構造の[編集]ボタンをクリックし、アセンブリを編集ダイアログボックスを開く。
  5. [<<プレビュー]ボタンをクリック
  6. ビュードロップダウンリストから断面図:タイプ属性を修正を選択
  7. サンプルの高さを5000程度とする。
  8. [挿入]ボタンをクリックし、レイヤ1に次のレイヤを追加
    1. 機能:仕上2
    2. マテリアル:レンガ、一般
    3. 厚さ:25mm

  9. [領域を分割]ボタンをクリックし、左側の断面ビューで第一レイヤを下端から1500程度でクリックして分割。

  10. [挿入]をクリックし、レイヤ1に次のレイヤを追加
    1. 機能:仕上2
    2. マテリアル:木目 - ナチュラル
  11. 新たに追加したレイヤ1の行を選択し、[レイヤを割り当て]をクリックし、断面ビューで分割したレイヤの上側の領域をクリック

  12. レイヤリストの厚さの項目がグレーになります。以降、レイヤの厚さは次の手順で編集します。
    1. [修正]ボタンをクリック
    2. 断面ビューで外側の境界をクリック
    3. 表示された寸法を編集

  13. OKを2回押す
    レイヤを分割した壁タイプ

壁のスイープを追加

さらに見切り材として壁のスイープを追加してみます。
  1. プロファイル - ホスト(メートル単位).rftで次のようなプロファイルを作成する。

  2. プロファイルの用途を壁スイープとして、プロジェクトにロードする。
  3. 壁のタイプ編集で、構造の[編集]ボタンを押し、アセンブリを編集ダイアログボックスを開く。
  4. [壁スイープ]ボタンを押して、[追加]をクリックし、次のように設定。

    1. 基準オフセット:1500
    2. 基準:下部
    3. 向き:面に垂直
    4. 側面:外部
    5. 側面オフセット:-20
    6. フリップ:□
    7. セットバック:0
    8. 壁の欠込:✔
    9. 切り取り可能:✔
これで境界に見切り(壁のスイープ)が配置されます。壁の欠込をチェックしたので、内側にオフセットしたスイープで壁のレイヤが切り取られてることに注目してください。
壁のスイープで見切りを追加
スイープとの組み合わせで腰壁+幅木なども表現できます。
弱点としては、やはりレイヤの厚さを分割領域ごとに変更することができないことですが、一方でマテリアルの面積などは正確に把握することができます。