条件付き書式の基本
集計表の条件付き書式は、ある条件に合致したセルを色付けする機能です。例えば、次のような構造フレームの集計表があって、
構造フレームの集計表を作成 |
始端レベルオフセットが0でない場合に、A列に色を付けるとすると、書式でA列の条件付き書式をクリックし
書式>条件付き書式をクリック |
条件と色を設定します。
設定した条件に従って、A列(ファミリとタイプ)の列に書式が設定されます。セルが書式設定(着色)される |
複数の条件を設定する
条件付き書式ダイアログボックスの「使用する条件」には複数の条件を設定することができます。
条件グループのフィールドドロップダウンリストから始端レベルオフセットではないフィールド、例えば長さを選択し、テストにより大きいを選択すると2行目の条件を設定することができます。
複数の条件を設定 |
この条件はAND条件で、上記の設定だと、「始端レベルオフセットが0ではなく、長さが10000を超える要素」を書式設定します。
OR条件は?
条件付き書式の複数条件はAND(且つ)しか提供されていないので、ORの場合は計算フィールドを追加して判別式を追加します。たとえば、
- 始端レベル オフセットが0ではない
- 終端レベル オフセットが0ではない
- 長さが6000以上
の三つの条件のいずれか一つを満たすセルを色付けするとすれば、合致したときにTRUE(はい)を返すには
- not(始端レベル オフセット=0)
- not(終端レベル オフセット=0)
- not(長さ<6000)
の三つの式をorで結ぶ計算式フィールドを追加します。式には以上、以下の記号はありませんので、<>とnotを組み合わせて、「以上」を表現します。三つをORでつなぐと
or(not(始端レベル オフセット = 0 mm), or(not(終端レベル オフセット = 0 mm), not(長さ < 6000 mm)))
3つの条件をORで判定 |
条件付き書式 |
OR条件を使って書式設定 |