わかりにくいが便利
v2024では床や地形ソリッドのサブ要素の編集に関するユーザーインターフェースが変更になっています。
サブ要素編集を攻略する |
今一つ振る舞いが明確ではないので、整理してみましょう。
サーフェス上/絶対の違い
点を追加のボタンを押すと、リボンの表示が次の図のように変わります。
サーフェス上/絶対はどう使い分ける? |
まずサーフェス上と絶対のどちらかを選ぶのですが、ざっくり違いを言うと
- サーフェス上:要素の形状を基準として
- 絶対 :レベルや測量点などの絶対的な基準を使用する
これらの使い方について、点の高さをどのように指定するかのシチュエーションに分けて説明します。
■床が所属しているレベルからの高さで点を入力したいとき
1FL+200に床があるとき、1FL+500の位置に点を作成したいとすると、次のような設定にします。
床の基準レベル+500 |
■形状編集前の床の表面からの高さで点を入力したいとき
床の高さが1FL+200のとき、1FL+200から+500(=1FL+700)で点を作成したいとすると
床の基準レベル+基準レベルオフセット+500 |
■BMからの高さで点を入力したいとき
まず、ベンチマークの位置に測量点を移動しておきます。
BM(=測量点)+500 |
■床の表面からの高さで点を入力したいとき
絶対座標の高さではなく、床や地形ソリッドの現在の形状を基準とするには、サーフェス上を選択します。
表面+500 |
このとき高さ基準はカーソル横に表示される高さの値にのみ影響し、入力する値には何の影響もありません。
[サーフェス上]を選ぶと高さ基準は入力する高さには影響しない。 |
高さ基準の値について
高さ基準で選択できる値について補足しておきます。
平面の上端:床や地形ソリッドの「基準レベル」+「基準レベルオフセット」の高さ
現在のレベル:床や地形ソリッドの「基準レベル」
まぎらわしいネーミングになっていますのでご注意ください。