回路番号の命名規則
Revitの電気回路の回路番号はRevitが自動的に割り当てますが、その番号はには命名規則があります。また番号はパネル(=盤・電気設備ファミリ)ごとに設定されます。番号はパネルに配置される極ブレーカのインデックスが反映されるので、番号を並べ替えはパネル集計表で行います。まずは標準的な命名規則を押えましょう。
※ここでは盤・電気設備ファミリのことを「パネル」と呼ぶことにします。
サンプルモデルで確かめよう
Revitに標準添付されている、rme_advanced_sample_project.rvtを使って、回路名がどのように設定できるのかを探ってみましょう。Revit2024ではこのサンプルプロジェクトが廃止されていますので、2023以前のサンプルファイルをアップグレードするとよいでしょう。
- ファイル>開く>サンプルファイル で「rme_advanced_sample_project.rvt」を選択して開く。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>Design>Power>平面図(Floor Plan)>Level 2 - Power Planを開く。
- 表示タブ>ウィンドウパネル>非アクティブを閉じる で他のビューを閉じます。
- 右上の通り芯5-6,A-B間のパネル「LP-2」を選択
- 修正|電気設備タブ>電気パネル>パネル集計表を編集
- 表示タブ>ウィンドウパネル>タイルビュー
- 平面図をアクティブにし、LP-2を選択
標準的な命名規則
パネルのインスタンスプロパティ「回路命名規則」でパネルに接続される回路名の命名規則を設定します。標準的には次の規則があります。
ひとつずつ見ていきましょう。変更するたびにパネル集計表で回路名がどのようになるか確認してください。
回路命名規則 |
接頭辞付き
回路の名前はパネルのインスタンスパラメータ「回路の接頭辞」「回路の接頭辞セパレータ」「連番(回路命名規則のインデックス)」となります。実際に
回路の接頭辞:L
相の名称はA、B、C以外の名前を付けることができます。
プロジェクト別
上記の標準の命名規則ではなく、独自にパラメータの組み合わせを設定して命名規則を作成し、プロジェクトの標準として割り当てた規則に従います。
次回は独自の命名規則の作り方について説明します。