継手
前回は付属品についての注釈スケールを使用について説明しましたが、今回は接手のお話です。
配管継手
次の図は配管のみを赤で表示した図です。左側から「レデューサ」「ジョイント」「クロス」「ジャンクション」「エルボ」です。
配管設定の配管継手注釈サイズは3mmで、スケールは1:200です。
1:200 上:詳細モード 下:簡略モード |
詳細表示(上)と比べると、簡略表示(下)では配管接続位置が実際のコネクタの位置とは一致していないことがわかります。
簡略表示におけるダクト端部間の長さは、1:200なので、3mm×200=600 (エルボとレデューサは半分の300)となっています。
ダクト継手
配管同様にダクト継手も確認してみます。左側から「レデューサ」「ジョイント」「クロス」「ジャンクション」「エルボ」です。
ダクト設定のダクト注釈サイズは3mmでスケールは1:200です。
1:200 上:詳細モード 下:簡略モード |
こちらも配管同様に簡略表示の際にダクトコネクタの位置に関係なく、ダクトと接手の接続位置は600mm(エルボは300mm)になりますが、左端のレデューサについては実際のコネクタの位置と同じ位置で接続されていますね。。。。
パーツタイプによる違い
注釈スケールは接手のパーツタイプによっては適用されない場合があります。ほかのパーツタイプはどうでしょうか?
配管継手の場合
パーツタイプ「マルチポート」については注釈スケールが適用されません。
マルチポートは注釈スケールは適用されない |
ダクト継手の場合
パーツタイプ「レデューサ」「オフセット」「パント」は注釈スケールが適用されません。
オフセットとパントは注釈スケールが適用されない |
パーツタイプを意識しよう
パーツタイプは様々なところで影響がありますので、MEPのファミリを作成するときは常にパーツタイプを意識する必要があります。