梁のフック
前回に続いて梁に配筋してみましょう。(前回までのファイルはこちらからダウンロードできます。)
スターラップ
- 断面図(建物断面)>断面図 2を開く
- ビュースケールを1:20にする
- 構造タブ>鉄筋パネル>鉄筋
- オプションバーで鉄筋形状:18を選択
- タイプセレクタで鉄筋棒:D13を選択
- 修正|鉄筋を配置タブ>鉄筋セットパネル>レイアウトを最小間隔、間隔を200
- 修正|鉄筋を配置タブ>配置面パネル>現在の作業面を選択
- ]または[を押して方向を調整
- クリックして配置
主筋
- 構造タブ>鉄筋パネル>鉄筋
- オプションバーで鉄筋形状:00を選択
- タイプセレクタで鉄筋棒:D22を選択
- 修正|鉄筋を配置タブ>鉄筋セットパネル>レイアウトを固定数、本数を3
- 修正|鉄筋を配置タブ>配置面パネル>現在の作業面を選択
- 修正|鉄筋を配置タブ>配置の向きパネル>かぶりと垂直
- 上下のスターラップ近傍をクリックして主筋を配置
主筋のフック
- 断面図(建物断面)>断面図 1を開く
- 主筋は結合されている柱のかぶり厚まで延長されます。
- 次の図はわかりやすくするために柱の鉄筋を非表示にしています。
- 上端主筋を選択し、プロパティウィンドウで始端のフック、終端のフックに「標準フック - 90度」を選択します。
曲げ関連寸法
前回のフープ同様、主筋の場合の鉄筋フックタイププロパティを調査してみましょう。
スタイル
スタイルはフックを設定する鉄筋の鉄筋形状ファミリのスタイルパラメータの値と一致します。スタイルの値は
- 標準
- スターラップ/フープ
の二つのみです。主筋に使用した鉄筋形状00のスタイルは「標準」なので、鉄筋フックも「標準」のものしか選択できません。
フックの曲げ角度
文字通り曲げ角度です。これは説明はいらないでしょう。
延長の乗数
帯筋同様にどの部分が「延長」なのか?というと次の図の⑥の部分です。
コンクリート配筋標準図でいえば「余長」の部分です。
余長8dとして、延長の乗数の値を8.0にしてみます。
- タイププロパティダイアログボックスで「複製」をクリック。
- 名前を「標準 90度 8d」とする
- 延長の乗数を8としてOK
- 上端筋を選択
- 始端のフック、終端のフックで「標準 90度 8d」を選択
フックの長さの上書き
フック長さは鉄筋棒のタイプパラメータで設定されます。確認してみましょう。
- 上端筋を選択して、タイプ編集
- フック長さの編集ボタンをクリック
- 自動計算のチェックを外すことで、フック長さに鉄筋径に左右されない固定値を設定することができます。
- たとえば「標準フック - 90度」 は自動計算のチェックが入っていません。
- ④=フック長さ、⑤=接線の長さとなります。90度の場合はこの二つの値は常に同じ値になります。
鉄筋の折曲げ内法直径
鉄筋の折り曲げ内法直径は、鉄筋棒のタイプパラメータ「フック 折り曲げ 内法直径」で設定します。鉄筋の種類によりますが、4d以上とすると、22×4=88mm以上となるので、90mmを設定してみます。
- 上端筋を選択し、プロパティウィンドウのタイプを編集
- フック 折り曲げ 内法直径 の値を90にしてOK
- 曲げが変化したことを確認してください。