Spatial Data Tool for Revit
今回はBITの機能のうち、「空間データ(SPATIAL DATA FOR REVIT)」の使い方を学習しましょう。
何ができるの?
対象となるカテゴリは「部屋」と「エリア」です。残念ながら「スペース」は対象ではありません。基本的な機能は次の二つです。
- 一つあるいは複数の共有パラメータを「部屋」「エリア」に割り当てて値を設定する
- 「部屋」と同じ位置にある「エリア」の間でデータを同期する
要するに部屋とエリアでパラメータの値を同期するツール、ということになります。同期できるのは、同じ名前の共有パラメータの間のみで、エリアで計測した面積の値を部屋に設定した共有パラメータに同期するなどということはできません。
練習の準備
こちらに練習用のファイルセットを準備しましたのでご利用ください。
- 空間データトレーニング.rvtを開く
- 平面図:レベル1とエリア プラン(床面積):レベル1を確認してください。
- 部屋とエリアを選択して、インスタンスパラメータの状態を確認しておいてください。特に特別なパラメータは設定されていません。
- BIM Interoperability Tools>空間データ>セットアップ
- Step 1.Start.パネルで、「Start from scratch」にチェックを入れて「次に」
- Step 2.Sahred Parameters File.で、「Browse」ボタンをクリックし、ダウンロードしたBITTrainingSharedParameters.txtを選択し「次に」
- ステップ3 パラメータパネルで、
- Step4. Classification Manager Databaseパネルで、「Start from Scratch」をクリックし、ファイル名を付けて保存
- このファイルは、今回の作業では直接使用しませんので、さほど重要ではありません。
- 次にをクリック
- ステップ5 パラメーター値パネルで、
- ステップ6完了パネルで、
- 設定をエクスポートで、ファイルを「BITTrainingSpatial1」として保存。
- 終了して閉じる
- 部屋を選択して、インスタンスパラメータのデータグループに指定したパラメータが設定されていることを確認する。
部屋にパラメータが追加された - 同様にエリアも確認する。
エリアにもパラメータが追加された
手順:同期
部屋とエリアでパラメータの値を同期します。