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2021年10月30日土曜日

構造フレームの始点と終点

解析モデルで表示

構造フレームは線形のファミリなので、始点と終点があります。鉄骨であれば平面図に矢印が表示されるので始点と終点を判別することは簡単ですが、RC部材の場合はどうやって始点と終点を見分けたらいいでしょうか?

解析モデルで始点側(赤)終点側(緑)を表示

構造設計者の方であればもうご存じだと思いますが、構造フレームの始点と終点は解析モデルを表示することで判別することができます。上の図は解析モデルで、始点側を赤で、終点側を緑で表示したところです。構造関連のテンプレートであれば最初から設定されているのですが、建築・意匠系のテンプレートでは設定されていないこともあるので、その表示方法をご説明します。

使い方

次の図のようなRC躯体のモデルを使って、始点終点を表示する手順を説明します。

RC躯体

オブジェクトスタイルの設定

  1. 管理タブ>設定パネル>オブジェクトスタイル
  2. 解析モデルオブジェクトタブを選択。
  3. ビューコントロールバーの解析モデルを表示をクリック
  4. 解析用梁の+を展開して、始端セグメントと終端セグメントの色を設定
    解析用梁の値を設定
  5. OK

解析設定

  1. 管理タブ>設定パネル>構造設定▼>構造設定
  2. 解析モデルの設定タブを選択
  3. 解析モデルの表示グループの設計解析モデルの両端を区別に☑
    構造設定

  4. OK(警告が表示されますが、閉じるを選択)

構造フレームのインスタンスプロパティ

  1. 構造フレームを選択
  2. インスタンスプロパティ「解析モデル有効」に☑
    構造フレームの解析モデル有効に✔

解析モデルの表示

  1. ビューコントロールバーの解析モデルを表示をクリック
    ビューコントロールバーの解析モデルを表示

以上の手順で、解析モデルによって始点と終点を見分けることができます。
解析モデルを表示した状態