サブカテゴリの活用
ここまで説明してきたように、造作工事ファミリ(ドアも窓も同様)の平面図/天井伏図の表示は単純ではありません。要点をまとめると
- 全てのフォームが描画対象である
- 切断表示位置は常に一定である
この条件のもと、平面図と天井伏図の表示を両立する方法を考えてみましょう。対象は次の図のような造作工事ファミリですが、天板と底板と中板の形状が異なっているところがポイントです。
ここまで学習してきたように、平面図の切断位置は常に一定なので、切断面はFL+1200で固定します。
天板・中板・底板で形状が異なる造作工事ファミリ |
ここまで学習してきたように、平面図の切断位置は常に一定なので、切断面はFL+1200で固定します。
ファミリのビューのビュー範囲の断面を1200に |
全てのフォームが描画対象なので、平面・天井伏図の表示の際、天板・底板が邪魔になります。そこで、サブカテゴリ「平面図で非表示」「天井伏図で非表示」を作成し、
オブジェクトスタイルでサブカテゴリを作成 |
天板、中板、底板、仕切板のサブカテゴリを設定します。
サブカテゴリの設定 |
これをプロジェクトにロードし、プロジェクトの平面図では造作工事カテゴリの「平面図で非表示」のチェックを外し、天井伏図では「天井伏図で非表示」のチェックを外します。その結果、
切断位置は固定ながらも平面図と天井伏図で表示を両立することができました。