コンセントをつくる
MEPの電気器具カテゴリでコンセントのファミリを作成してみます。MEPの電気分野の機能はなかなかよくできているのですが、ドキュメント化されていないことが多いので、コンセントのファミリを作成しながら理解を深めていきましょう。
コンセントファミリを作る手順は大筋次のような流れになります。
- モデルの作成
- コネクタの設定
- 電気記号の設定
- モデルと記号の表示設定
目標
参考図 |
ファミリの配置方法
- OneLevelBased
家具のように、1点をクリックして任意の位置に配置 - OneLevelBasedHosted
ドアのように1点をクリックしてかつ壁などのホスト要素にとりつく - TwoLevelsBased
柱のように上と下のレベルを指定して配置する要素 - ViewBased
注釈のようにビューに依存する点配置の要素 - WorkPlaneBased
参照面または何らかの要素の面に取り付く要素 - CurveBased
線基準のモデル要素 - CurveBaseedDetail
線基準の注釈要素 - CurveDrivenStrucural
構造フレーム - Adaptive
アダプティブコンポーネント
テンプレートの選択
- ファイル>新規作成>ファミリ で「一般モデル(メートル単位)、面付き.rft」を選択
- プロパティパネル>ファミリカテゴリとパラメータ で電気器具を選択しOK。
カテゴリについて
モデルの作成
- 作成タブ>フォームパネル>押し出し
- 描画パネルから選択(緑色の線)を選択
- オプションバーの奥行を9、オフセットを35として、垂直の参照面を選択して左右にオフセット。
- オプションバーのオフセットを60として水平の参照面から上下にオフセット。
左右に35、上下に60 - 描画パネルのフィレット円弧を選択し、オプションバーの連結と半径にチェックを入れて、半径尾10とし、コーナーを成型する。
コーナーを10mmで面取りする - もう一度描画パネルから選択(緑の線)を選択し、左右に15、上下に35
- 修正パネル>コーナーへトリムでコーナーを直角に成型する。
- モードパネル>✔
- 作成したフォームを選択し、クリップボードパネル>コピー
- クリップボードパネル>貼り付け▼>同じ位置に位置合わせ
- モードパネル>押し出しを編集
- 外周のスケッチラインを削除して、モードパネル>✔
- プロパティパネルの押し出し終端の値を10、押し出し始端の値を-25として適用
- 3Dビューで形状を確認する。
- フォームをすべて選択し、プロパティパネルのマテリアルの関連付けボタンを押す。
- 新規作成ボタンを押して、名前をコンセントパネルとしてOK。
フォームのマテリアルをパラメータに関連付ける - プロパティパネルのファミリタイプをクリックし、既定の高さにコンセントの取り付け高さの基本として200を設定する。これは参照面の交点の位置の高さを示します。
- 名前を付けて保存します。