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2021年4月3日土曜日

照明のファミリ(1)

ダウンライトをつくってみよう

照明ファミリには「光源」があります。この光源をうまく使えばレンダリングだけではなく、照度計算も可能です。まずは基本的なダウンライトを作成して、コツをつかみましょう。今回作成する照明は、パナソニックのLGD1100です。


このチュートリアルでは次の項目について複数回にわたって連載します。

  1. 照明器具ファミリの作り方
  2. iesファイルを使用した光源の設定方法
  3. レンダリング
  4. 照度計算
  5. 電気図

照度計算も標準機能で可能

本体を作る

  1. ファイル>新規作成>ファミリ で 照明器具(メートル単位).rft を選択
  2. 立面図>正面を開く
  3. 作成タブ>フォームパネル>回転
  4. 次の図のように基準レベルと光源軸(左/右)の交点に、境界線をスケッチする。詳細な断面が見つけられなかったのであくまで目安です。


  5. 描画パネル>軸線 を選択し、中心に軸線を作成します。


  6. モードパネル>✔
  7. 作成したフォームを選択し、プロパティウィンドウのマテリアルの関連付けボタンを押し、新たに本体というパラメータを作成する。

  8. 平面図>基準レベル
  9. 作成タブ>フォームパネル>押し出し で下の図のようにスケッチ


  10. モードパネル>✔
  11. プロパティウィンドウで、押し出し終端の値を-4.5とする。
  12. 7と同様の手順でフォームのマテリアルを「反射板」パラメータを新規作成して関連付ける。

光源の配置

照明器具のテンプレートには光源があります。光源をダウンライト本体の下方に移動します。
  1. 正面のビュー上部にある光源をダウンライトの下方に移動しますが、このとき光源ではなく光源がロックされている参照面(光源高さ)を選択します。

  2. SHFTキーを押しながらドラッグして参照レベルの下に移動し、仮寸法を使って10mmに設定。このとき照明器具のフォームに光源の中心が埋もれないようにするのがポイントです。

マテリアル

光源は相手を照らすことはしても自分自身は光りません。レンダリング時に照明器具が輝いて見えるようにするには、自己照明型のマテリアルをフォームに設定する必要があります。
  1. 作成パネル>プロパティパネル>ファミリタイプ
  2. 反射板の<カテゴリ別>を選択し、[...]ボタンをクリック。
  3. 新しいマテリアルを作成 を選択

  4. アイデンティティタブで名前を「反射板」とします。
  5. 外観タブで このアセットを置き換えます ボタンをクリック。

  6. 外観ライブラリ>その他>放射光を選択し、「LED - SMD 5630 - 8lm (白)」を選択して右端の置き換えボタンをクリック。


  7. アセットブラウザは右上の×で閉じる
  8. グラフィックスパネルでレンダリングの外観を使用に✔
  9. OK
  10. 本体の,カテゴリ別>を選択し[...]ボタンをクリック。
  11. 同様に「本体」というマテリアルを作成します。本体にはプラスチック-マット(白)を設定します。

これで照明器具の本体は完成です。次回は光源にiesファイルを設定するなど、光源の調整方法について学習しましょう。