プレート
プレートはあらかじめ作業面を指定しておくのがポイントです。たとえば次のような鉄骨があったとします。
このフランジ上部にプレートを作成する場合は
- ビューのプロパティ詳細レベルを「詳細」に設定。プレートは詳細モードでのみ表示されます。
- 鉄骨タブ>製造要素パネル>プレート
- 作業面パネル>セット
- 作業面ダイアログボックスで「面を選択」を選択してOK。
- プレートを設置する面をクリック
プレートを設置する面を選択 - 描画パネルから適切なツールを選択して、プレートの外形を作成します。
外形線をスケッチ - モードパネル>✔
説明を追加
プレートのインスタンスプロパティ
プレートはちょっと特殊で、タイプがありません。インスタンスプロパティのみです。構造マテリアル、厚さなどは文字通りですが、位置合わせには注意してください。
位置合わせ
ボルト
作成したプレートと鉄骨をボルトで接続します。接合する要素をCTRLを押しながらすべて選択し、最後にENTERで選択を確定するのがポイントです。
- 鉄骨タブ>製造要素パネル>ボルト▼>ボルト
- プレートと鉄骨をCTRLを押しながら選択(①、②、③)し、ENTER
①→②→③→ENTER - ボルトを配置する面を選択。目標の面のエッジ合せると面が反応します。にこの場合はプレートの上面を選択しています。ボルトは選択した面に対して垂直に作成されます。
ボルトの設置面を選択 面のエッジにカーソルを合せると選択できる - パターンから長方形を選択して、ボルトを配置する領域をスケッチする。ボルトはこの矩形の辺上に作成される。
ボルトを配置する領域 - モードパネル>✔
ボルト
プロパティ
ボルトのインスタンスプロパティを編集して、形を整えます。
- ボルトを選択し、側面1のエッジ距離、側面2のエッジ距離の値を50とすると、作成したスケッチラインから50mm内側にボルトが移動します。
側面1、2のエッジ距離 - 側面1の数、側面2の数でボルトの配列を変更してみます。
側面1、2の数 - ボルトの規格ですが、残念ながらずばりJISというのはないので、ISOで代用してみます。
ボルトを作成すると、接合の対象となる鉄骨にも穴があきます。
ところが、構造フレームのファミリによっては、ボルトの長さがおかしくなったり、穴が開かなかったりします。これは構造フレームのファミリの作り方によるものです。次回はこの理由を考えてみます。