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2020年10月3日土曜日

鉄骨タブ(1)

鉄骨タブ

鉄骨タブ

鉄骨タブには「便利そうだけどどう使っていいかわからない」ボタンが並んでいます。今回はこれらのボタンの使い方についてみていきましょう。

切り欠き

H型鋼の交点におけるウエブとフランジの加工を行うコマンドです。例えば次のように鉄骨梁同士がT字型に交差している場合で考えます。ファミリはMetric LibraryのH形鋼.rfaです。表示モードは標準以上にしておきます。


  1. 鉄骨タブ>パラメトリックの切断パネル>切欠き
  2. CTRLキーを押しながら二つの構造フレームを選択して、[ENTER]
    • 選択を確定するためにENTERをキーを押す、というのがAutoCADっぽいというか、Revitらしくないのですが、この鉄骨タブにはこうして[選択]→[ENTER]という操作が頻繁に登場します。
  3. すると、下の図のようなサイコロ状のマークが表示され、切欠きが作成されます。

  4. サイコロ状の要素はサブ接合という要素でシステム要素:切欠きのタイプです。
  5. サブ接合を選択し、接合パネル>パラメータを修正
  6. ダイアログボックスで値を修正し、形状の変化を確認してください。

  7. ②の下にある●をクリックすると、●と②の関係が切り替わります。

留め継ぎ

屋根など鉄骨が山形に取り合っているところなどに使用します。例えば次の立面図のようにH型鋼がへの字に交差、しかも互いの勾配が異なる場合で説明します。


  1. 鉄骨タブ>パラメトリックの切断パネル>留め継ぎ▼>留め継ぎ
  2. CTRLキーを押しながら二つの構造フレームを選択して、[ENTER]
    サブ接合が作成された!

  3. サブ接合を選択し、接合パネル>パラメータを修正 で、ギャップの値を変更してみる。

  4. 一方の梁サイズを変更してみます。

  5. もう一度サブ接合を選択し、パラメータ修正 で、等分線のチェックを外す。
    1. 等分線に✔すると、梁成の中央で二つの梁が取り合います。

このように鉄骨タブには便利な機能がたくさんあります。順番に説明していきますので是非使いこなしてください。