条件判断
フィルタの条件判断はAND(且つ)とOR(又は)があります。ANDとORを使用すれば複合的な条件文を作ることができます。その考え方は「算数」に置き換えると簡単です。ルール - AND/OR
- AND------×(掛け算)
- OR--------+(足し算)
条件判断 - TRUE/FALSE
- TRUE =1 (≠0)
- FLASE =0
ANDの例
下の図の例は壁の中で- タイププロパティ[機能]の値が「外部」である
- タイププロパティ[幅]の値が「100以上」である
- インスタンスプロパティ[面積]の値が「100より小さい」
手順
- [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[フィルタ]
- フィルタグループの新規作成
- 名前を「壁 外部 t100 100㎡未満」としてOK。
フィルタを作成 - カテゴリグループで壁のみをチェック。
- フィルタ規則グループで下の図のように条件1を追加。
タイププロパティ[機能]の値が「外部」である - ルールを追加をクリックし、条件2を下の図のように設定。
タイププロパティ[幅]の値が「100以上」である - もう一度ルールを追加をクリックし、条件3を下の図のように設定。
インスタンスプロパティ[面積]の値が「100より小さい」
この場合、三つのルールがすべてTRUE=1であればANDは掛け算なので
1×1×1=1(≠0)
なので、TRUEと判断できますが、一つでもFALSE=0があると
1×0×1=0
でFALSEと判断されます。
もし、ORであれば、ORは足し算なので、一つでもTRUE=1があれば
1+0+0=1(≠0)
ルールを入れ子にする
3の条件を以下のように変更してみます。
- インスタンスプロパティ[面積]の値が「100以上200以下」
これを実際に作成してみましょう。
理屈を理解すれば、複数のルールを組み合わせてより複雑なフィルタを作成することができます。