舗装との関係
地盤に舗装を加えると、舗装を鉛直に切り落として平らな面を作成します。
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建物の基礎底を舗装で作成 |
この場合の盛土・切土の計算はどうなるのでしょうか?注意すべきポイントは
舗装は地盤を分割する
ということです。ここに注意すれば、掘削土量を計測することができます。さらにもう一つ
地盤には名前を付ける
ということを習慣にしておくとよいです。
実際にやってみよう
前回の手順に従い既存地盤から計画地盤を作成します。地盤には「計画地盤」という名前をつけます。
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計画地盤と既存地盤 |
この時点で既存の地盤からの切土盛土の量が表示されます。
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計画地盤の切土盛土 |
次に立面図や断面図で適切な位置に1FLを作成します。
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1FLの設定 |
1FLを基準面として、地下の基礎底のレベル(例えば1FL-1500)に舗装を作成します。
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舗装を1FL-1500に作成 |
このとき、舗装により計画地盤は二つに分割されます。作成した舗装により作成された鉛直面を選択してください。舗装が分割されたことがわかります。
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鉛直面を選択 |
舗装の下に作成された地盤を選択し、名前を「建物」とします。
プロパティに注目し切土と盛土が表示されていることを確認してください。
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舗装部分の切土・盛土が計算される |
集計表
切土盛土を集計してみます。
- [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
- カテゴリで地盤面を選択しOK。
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集計表を作成 |
- フィールドを下の図のように設定
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フィールド |
- 並べ替え/グループ化を下の図のように設定
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並べ替え/グループ化 |
- 書式を下の図のように設定
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書式 |
- OKで集計表を表示します。
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集計結果 |
切土と盛土の差は「正味切土/盛土」の合計値に表示されます。この場合マイナスの値なので切土が多いことがわかります。
1FL~基礎底の値を変えず、1FLのレベルを+300してみます。集計表は下の図のようになります。
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正味切土/盛土の値が変わる |
正味切土盛土の値が変わりました。この値を見ながら
- 舗装(基礎底)の範囲
- 舗装(基礎底)のレベル
- 地盤の高さ
を調整し、搬出土量を最小になるように調整する1FLを決定ことができます。
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搬出土量をできるだけ少なくする |