準備
ここでは面積の集計表を作成します。前回からのファイルを続いて使用します。集計表の作成
- [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
- カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-用途別としてOK。
集計表の作成 - 並べ替え/グループ化タブで以下のように設定。
並べ替え/グループ化 - 書式タブで以下のように設定。
- OK
住戸タイプの集計表
次にどのタイプの住戸がどのレベルに何戸あるかを集計します。
- [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
- カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-コメント別としてOK。
マス床-コメント別 - フィールドで以下の項目を追加
- マス:タイプ
- マス:コメント
- レベル
- 個数
- フィルタを以下のように設定
フィルタの設定 - 並べ替え/グループ化を以下のように設定
並べ替え/グループ化 - 書式で以下のように設定
- マス:タイプ:非表示のフィールドを✔
- マス:コメント:非表示のフィールドを✔
- 個数:合計を計算
- OK。
個数別
EXCELで分析する
データベースをつくる
EXCELのピボットテーブルを使ってクロス集計表を作って分析する方法もあります。本格的に行うにはODBCドライバをセットアップすればよりダイナミックにできるのですが、少々ハードルが高いので簡単にテキストファイルのデータベースで行ってみましょう。
- [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
- カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-総合としてOK。
- フィールドタブで以下のフィールドを追加
- マス:コメント
- マス:タイプ
- レベル
- 個数
- 床面積
- 書式タブで床面積の形式で単位記号を無しにします。
面積の単位記号㎡が表示されていると、EXCELで数字として認識されない - 外観タブで以下のように設定
- OK。
出来上がった集計表 - [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
- 適切なフォルダにマス床-総合.txtとして保存。このファイルがデータベースとなりますので、ファイルの場所を記録しておきます。
- 集計表を書き出しダイアログボックスでそのままOK。
EXCELで分析
EXCELのピボットテーブルを使ってデータをクロス集計してみます。- EXCELで新規のブックを作成して名前を付けて保存します。
- [データ]タブ>[データの取得と変換]パネル>[テキストまたはCSVから]
データタブ - Revitから出力したテキストファイルを指定すると、以下のようなダイアログボックスが開く。
テキストファイルを読み込む - [読み込み]をクリック。
- シート名をマス床とする。
- [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
- [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
- すると次のような表ができる。
ピボットテーブル - 列のタイトル(例えば専用のセル)を選択し、任意の位置にドラッグドロップする。
列の並び順を調整 - 行ラベルの▼をクリックし降順を選択
完成したピボットテーブル
このような手順でクロス集計表が完成します。
ここに示された方法は、Revitから出力されたテキストファイルをデータベースとして、エクセルで分析を行う一つの例です。EXCELを用いればより多くの分析が可能になります。
住戸タイプ別ピボットテーブル
- マス床シートをアクティブにし、表の内部の任意の点をクリック。
- [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
- [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
- B1セルの▼をクリックし、専用を選択しOK
フィルタを設定 - 行ラベルの▼をクリックし降順
データベースの更新
Revitでマス床の情報を更新した場合は、再度同じ名前でテキストファイルを上書きします。
Revitの操作
- 一番右側の3LDKマスとバルコニーマスを選択し、[マス床]で5FLのチェックを解除します。
- 集計表-マス床-総合を開きます。
- [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
- 前回と全く同じ名前でテキストファイルを上書きします。
EXCELの操作
データベースを更新するとピボットテーブルも更新される |
ここに示された方法は、Revitから出力されたテキストファイルをデータベースとして、エクセルで分析を行う一つの例です。EXCELを用いればより多くの分析が可能になります。