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2019年2月3日日曜日

マス&面積チュートリアル(5)

準備

ここでは面積の集計表を作成します。前回からのファイルを続いて使用します。

集計表の作成


  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-用途別としてOK。
    集計表の作成
  3. 並べ替え/グループ化タブで以下のように設定。
    並べ替え/グループ化
  4. 書式タブで以下のように設定。
    • マス:タイプで非表示のフィールドに✔。
      書式 マス:タイプ
    • 床面積で位置合わせを右、合計を計算。
      書式 床面積
  5. OK
以下のような集計表が作成されます。
用途(タイプ)ごとの面積集計

住戸タイプの集計表

次にどのタイプの住戸がどのレベルに何戸あるかを集計します。


  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-コメント別としてOK。
    マス床-コメント別
  3. フィールドで以下の項目を追加
    • マス:タイプ
    • マス:コメント
    • レベル
    • 個数
  4. フィルタを以下のように設定
    フィルタの設定
  5. 並べ替え/グループ化を以下のように設定
    並べ替え/グループ化
  6. 書式で以下のように設定
    • マス:タイプ:非表示のフィールドを✔
    • マス:コメント:非表示のフィールドを✔
    • 個数:合計を計算
  7. OK。
    個数別

EXCELで分析する

データベースをつくる

EXCELのピボットテーブルを使ってクロス集計表を作って分析する方法もあります。本格的に行うにはODBCドライバをセットアップすればよりダイナミックにできるのですが、少々ハードルが高いので簡単にテキストファイルのデータベースで行ってみましょう。
  1. [表示]タブ>[作成]パネル>[集計▼]>[集計表/数量]
  2. カテゴリでマスを展開してマス床を選択し、名前をマス床-総合としてOK。
  3. フィールドタブで以下のフィールドを追加
    • マス:コメント
    • マス:タイプ
    • レベル
    • 個数
    • 床面積
  4. 書式タブで床面積の形式で単位記号を無しにします。
    面積の単位記号㎡が表示されていると、EXCELで数字として認識されない
  5. 外観タブで以下のように設定
    • データの前に空白行を入れるをオフ
    • タイトルを表示をオフ
    • 見出しを表示をオン
      外観の設定が意外と重要です。
  6. OK。
    出来上がった集計表
  7. [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
  8. 適切なフォルダにマス床-総合.txtとして保存。このファイルがデータベースとなりますので、ファイルの場所を記録しておきます。
  9. 集計表を書き出しダイアログボックスでそのままOK。

EXCELで分析

EXCELのピボットテーブルを使ってデータをクロス集計してみます。

  1. EXCELで新規のブックを作成して名前を付けて保存します。
  2. [データ]タブ>[データの取得と変換]パネル>[テキストまたはCSVから]
    データタブ
  3. Revitから出力したテキストファイルを指定すると、以下のようなダイアログボックスが開く。
    テキストファイルを読み込む
  4. [読み込み]をクリック。
  5. シート名をマス床とする。
  6. [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
  7. [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
    • マス:タイプに✔
    • レベルに✔
    • 床面積に✔
    • 行フィールドのマス:タイプを列へドラッグドロップ
      ピボットテーブルの設定
  8. すると次のような表ができる。
    ピボットテーブル
  9. 列のタイトル(例えば専用のセル)を選択し、任意の位置にドラッグドロップする。
    列の並び順を調整
  10. 行ラベルの▼をクリックし降順を選択
    完成したピボットテーブル
このような手順でクロス集計表が完成します。

住戸タイプ別ピボットテーブル


  1. マス床シートをアクティブにし、表の内部の任意の点をクリック。
  2. [挿入]タブ>[ピボットテーブル]でOK。
  3. [ピボットテーブルのフィールド]で以下の操作を行う
    • マス:タイプに✔
    • マス:コメントに✔
    • レベルに✔
    • 個数に✔
    • マス:タイプをフィルタに移動
    • マス:コメントを列に移動
      ピボットテーブルの設定
  4. B1セルの▼をクリックし、専用を選択しOK
    フィルタを設定
  5. 行ラベルの▼をクリックし降順

データベースの更新

Revitでマス床の情報を更新した場合は、再度同じ名前でテキストファイルを上書きします。

Revitの操作

  1. 一番右側の3LDKマスとバルコニーマスを選択し、[マス床]で5FLのチェックを解除します。
  2. 集計表-マス床-総合を開きます。
  3. [ファイル]>[書出し]>[レポート]>[集計]
  4. 前回と全く同じ名前でテキストファイルを上書きします。

EXCELの操作

  1. マス床シートをアクティブにし、表の内部をクリック。
  2. [データ]タブ>[クエリと接続]パネル>[すべて更新]
    すべて更新
  3. シートを切り替えてピボットテーブルが更新されていることを確認します。



    データベースを更新するとピボットテーブルも更新される



    ここに示された方法は、Revitから出力されたテキストファイルをデータベースとして、エクセルで分析を行う一つの例です。EXCELを用いればより多くの分析が可能になります。