2018年12月22日土曜日

ガラスパネルの階段手摺(3)

上部手摺

前回の中国のAKNの質問にはもう一つありました。上部手摺の端部処理に関する質問です。
上部手摺の始端を加工する
前回の手すりに上部手摺を追加して、端部を処理してみます。

上部手摺用のプロファイル

上部手摺も基本的にはスイープなのでプロファイルが必要です。

  1. [ファイル]>[新規作成]>[ファミリ]でプロファイル - 手すり(メートル単位).rftを選択して開く。
  2. 下の図のようにプロファイルを作成し、パラメータを作成。
    プロファイルを作成
  3. タイプ50(20)x40を作成し、上部手摺矩形.rfaとして保存。プロジェクトにロードする。
参照面「手すり上」と「手すり中心線」の交点が、スイープパスの中心になります。手摺の高さを1100mmと指定すると、この場合1120mmが上部手摺の高さとなります。
上部手摺タイプを追加

  1. 手摺を選択し[タイプ編集]
  2. [上部手摺の有無]にチェックを入れる
  3. [タイプ]の[...]ボタンをクリック。
  4. [複製]をクリックし、[名前]を強化ガラス手摺笠木をしてOK。
  5. [プロファイル]を上で作成した上部手摺矩形:50(20)x40を選択。
    上部手摺のタイプ
  6. OK
これで上部手摺が追加されます。
上部手摺

始端を編集

上部手摺の端部を編集して下に延長します。正確に編集するには立面図または断面図で始端を表示します。
  1. TABキーを使って上部手摺だけを選択。
  2. [修正|笠木手摺]タブ>[手すりを編集]
    手摺を編集
  3. [パスを編集]
    パスを編集
  4. 線を選択し、下の図のようにスケッチ。このとき青い線の端部がスケッチラインの端部と一致するようにする。
    手摺をスケッチする
  5. [モード]>[✔]
  6. [モード]>[✔]
上部手摺端部の処理
このように上部手摺の形状はスケッチで変更できます。