インプレイスマス=フリーフォーム?
矩形の組み合わせで作れない場合は、インプレイスでマスを作成することになりますが、慣れないうちはこれがなかなか大変です。プロファイルをロック
しかし「プロファイルをロック」すれば、かつての動きを再現することができます。プロファイルとは、インプレイスマスを作成するとき、最初にスケッチする閉じた線分群のことです。まずはインプレイスマスを作成してその効果を確かめます。
- 平面図ビューを開く
- [マス&外構]>[コンセプトマス]>[インプレイスマス]
- 名前をつけてOK
- [描画]パネルの[直線]・[作業面で描画]を選択し、[セット]でレベル1を選択
- 閉じた図形を作成します。これがプロファイルです。
オプションバーに着目! |
チェックしている場合
閉じた図形作成と同時に「面」が作成されるので、プロファイルが閉じた時点で立体化されています。間違った場合修正するには、プロファイルの一辺を選択し、[モード]パネルの[プロファイルを編集]を使って修正します。プロファイルを編集で修正する |
チェックしていない場合
閉じた図形を作っても、それはあくまでも線の集合。まだ立体(面)は作成されていません。トリムなどのコマンドを使って、普通の線として編集できます。まだ線しかないので、普通に編集できる。 |
フォームを作成しプロファイルをロック
作成したプロファイルを「押し出し」て、フォームを作成します。- 線をマウスオーバーすると、連結された線分がすべて選択されます。
- [フォーム]パネル>[フォームを作成]
- 3Dビューで確認します。マスはカテゴリで非表示になっていることが多いので、もし見えない場合は、ビューの[表示/グラフィック]でマスを表示してください。
- マウスオーバーしてTABキーをおし、フォーム要素を選択します。
- プロパティウィンドゥに注目してください。現状は以下のようになっています。
フォームのプロパティ - [フォーム要素]パネル>[プロファイルをロック]をクリックし、再びプロパティを確認します。
[正のオフセット][負のオフセット]のプロパティが表示される
辺の動きに注目
プロファイルをロックしているので、辺を移動しても面が移動します。
辺だけが移動します。これはいわゆるフリーフォームの状態で、面・辺・点をそれぞれ自由な変形させることができます。
もう一度プロファイルをロックして、マスを終了します。
平面図での編集
平面図でマスの形状を変更してみます。
プロファイルをロックしていない場合
- マスを選択し[インプレイス編集]
- マスを選択し、[プロファイルを編集]
- 左下のステータスバーに[編集するプロファイルまたはパスを選択]と表示されますが、平面図のままでは選択は難しいです。
プロファイルの選択を促すコメントが表示されますが。。。 - 3Dビューに切り替えて、底面か上面を選択。
3Dビューならば選択できる - しかしこれを編集しても期待した通りの変更はできません。
期待する結果とはちょっと違いますね・・・
プロファイルをロックしている場合
インプレイスマスを編集する場合、フリーフォームではない「単純なボリュームの作成」を行う場合、次の点に注意してください。
- オプションバーの[閉じたループからサーフェスを作成]はオフにする。
- プロファイルはロックする
この2点に注意すれば、昔通りのマスを扱うのと大きく異なることはありません。