断面線を整理する
Revitのメリットの一つに、様々な断面図をすぐにつくれるということがあります。また正確なモデルを作成するためにも断面を多数作成して検討するのは大切なことですが、平面図に断面線がたくさんできてしまいます。断面だらけになってしまう・・・ |
他の断面線が表示される |
- ビューで非表示ーカテゴリ・要素・フィルタ
- 表示限界スケール
- 専門分野
3つの条件を考慮するのは大変面倒なので、今回はフィルタのみを使って断面図をコントロールする方法をご紹介します。
断面図(ビュー)のタイプをつくろう!
まず、断面図のタイプを作成します。断面図の性格を考えて、例えば次のような断面図タイプを作成します。- 断面図 ー平面図にだけ表示する
- 断面詳細図 ー平面詳細図にだけ表示する
- 階段詳細図 -階段詳細図にだけ表示する
- 作業用 -図面として使う平面ビューには表示しない
- 任意の断面図をアクティブにする
- 断面図のプロパティウィンドウの[タイプを編集]をクリック。
- [複製]ボタンをおして、必要なビュータイプを作成する。
そして、断面図にこれらのビュータイプを割り当てます。
また、断面ビューの[表示限界スケール]は[1:5000]、[専門分野]は[建築]に統一しておきます。
フィルタで非表示にする
次にそれぞれのフィルタを作成します。ここで注意することは目的の断面図以外の断面図を選択するフィルタを作成する、ということです。
フィルタの作成
- [表示]タブ>[グラフィックス]パネル>[フィルタ]
- [規則によるフィルタ]>[新規作成]で[断面図以外]という名前のフィルタを作成
フィルタを作成 - [カテゴリ]から断面図、[フィルタ規則]でフィルタに[ファミリとタイプ]、[等しくない]、[断面図]を選択し[適用]
フィルタ規則 - 同様に他の断面図タイプについても作成する
フィルタの適用
次に平面図ビューにフィルタを適用します。
断面図や立面図の表示・非表示のシステムは複雑なので、この方法を用いればシンプルに管理することができます。