部材を拾ってみる
前回はRoomBookで部屋単位の仕上を拾ってみました。今回は簡単なモデルを使ってBuildingBookで部材を拾ってみます。算出テストをしたモデル |
基本の使い方
- Quantificationタブ>Building Book Extentionパネル>Calculate Building Part Quantities
Calculate Building Part Quantities - とりあえず既定の設定のまま[Calculate]をクリック
Calculate - 計算が終わったらExportボタンをクリック
EXCELにデータが出力される
出力された内容
レイヤ単位で計測される数量
壁や天井など、複数のレイヤをもつ要素は、そのレイヤごとの数量が算出されています。壁を例にとって詳細に見てみます。
例えばこの表の色を付けた部分のドアが取り付いたGLボンドの壁(タイプ名GL17.5+GB12.5)のQIDは「34」です。これを探してみましょう。
GL壁(タイプ名:GL17.5+GB12.5) |
仕上1のレイヤと構造のレイヤが別々に拾われているのがわかります。しかも長さはそれぞれ仕上1が4293mm、構造が4333mmになっています。確かにRevitでレイヤごとに長さを計測すると、その長さになっています。
レイヤごとの壁の長さ |
以上のようになかなか詳細な情報を計算してくれています。
ただし、当たり前ですが、モデリングしたようにしか拾わないことは間違いないので、正確なモデリングが算出の基礎となります。