2017年7月15日土曜日

斜めの壁

斜めの壁はどうつくる?

斜めや曲面の壁はRevitではどうやって作るのか?基本的な手順は

  • マス>面選択>壁

の順番です。
斜め壁も曲面壁も自由自在
マスを作成してその面を指定して壁を作成します。マスを自由に作ることができれば、壁も自由に作成できます。

まずは基本から

下の図のような、簡単な場合を考えてみます。外壁の下端は1FLでY2通り、2FLでY1通りであるとします。
1FLはY2通り、2FLはY1通りの壁を作成する


  1. 外構&マスタブ>コンセプトマスパネル>インプレイスマス
  2. 適切な名前をつけてOK
  3. プロジェクトブラウザ>平面図>1FL
  4. 描画パネル>長方形でY2-Y3×X1-X3に長方形を作成。
    1FL
  5. プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
  6. 描画パネル>長方形でY1-Y3 × X1-X3に長方形を作成
    2FL
  7. 3Dビューにして、二つの長方形を選択しフォームパネル>フォームを作成
    斜めの面をもったマス
  8. インプレイスエディタパネル>マスを終了
  9. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  10. 描画パネル>面を選択
  11. オプションバーで、レベルを1FL、見上げ、2FL、配置基準線を躯体の中心線
  12. マスの側面を選択
    マスの側面を指定して壁を作成
  13. 選択パネル>修正
  14. マス&外構タブ>コンセプトマス>マスを表示フォームおよび床 でマスを非表示
斜めの壁の更新
マスの面から作成した壁は、マスの変化に追随します。マスを選択してインプレイスマスを編集し
マスを編集
壁を選択してモデル面タブ>面に更新
面に更新
これで壁が更新されます。
壁が更新される

斜めの壁の取り合い

間仕切壁と斜めの壁の取り合いを考えてみましょう。単純に壁を作成しただけでは包絡はしません。
斜めの壁(よこ)と間仕切壁(たて)
まずは十分な長さで間仕切りを作成します。
十分な長さで間仕切壁を作成
次に間仕切りを選択しプロファイルを編集します。
このときマスを表示しておいて、間仕切壁の縦の線を、マスの面に位置合わせします。
マスの面に位置合わせする
マスの面を躯体芯としているので、躯体芯まで間仕切壁を伸ばす、ということです。
次に平面ビューを開いて、修正タブ>ジオメトリパネル>接合 で二つの壁を結合します。下の図のようにならない場合は、ジオメトリパネル>接合▼>接合順位を入れ替え で結合順位を変更してください。
結合することで包絡する

カーテンウォール

カーテンウォールはマスの面を指定して作成することができません。
マスの面とは互換性がない、と警告が出ます。
この場合はカーテンウォールではなく「カーテンシステム」を使います。
  1. 建築タブ>ビルドパネル>カーテンシステム でマス面を選択
  2. 複数の選択パネル>システムを作成
あとはカーテンウォールと同様にマリオンを指定したり、パネルを入れ替えたりします。
カーテンウォールと同じように扱える
マスは、ボリュームがなくても面だけのマスでも構いません。マスとカーテンシステムの連携で様々な外壁を作成できます。
マスとカーテンシステムの組み合わせ