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2017年3月18日土曜日

鉄筋(1)

鉄筋を描いてみよう

構造柱に鉄筋をモデリングしてみましょう。構造設計の知識がなくても、構造図を見ながら鉄筋をモデリングすることはできます。まずは、下の図のような柱の鉄筋を作成してみます。
鉄筋を描画する

鉄筋形状ファミリのロード

まず、鉄筋形状ファミリをプロジェクトにロードします。鉄筋形状とは文字通り鉄筋の形状だけを定義したファミリです。
(1) [挿入]タブ-[ライブラリからロード]パネル-[ファミリをロード]
(2) Libraryの[構造鉄筋形状]フォルダの中にあるファミリをすべて選択してOK
[構造鉄筋形状]フォルダの全てをロードする

かぶり厚の設定

次に、柱に鉄筋のかぶり厚さを設定します。ここでは40mmにしてみます。
(1) 平面図を開いて、構造柱を表示します。
(2) [構造]タブ-[鉄筋]パネルの▼-[かぶり厚設定]
かぶり厚設定
(3) [追加]をクリックし、下の図のように「かぶり厚40mm」という名前で40mmのかぶり厚さを登録しOK

かぶり厚さを登録
(4) 構造柱を選択し、インスタンスプロパティ「かぶり厚」を「かぶり厚40mm」に設定。
構造柱にかぶり厚を設定
主筋をかく!
まずは主筋を描いてみます。
(1) [構造]タブ-[鉄筋]パネル-[鉄筋]をクリック。警告が出ますが気にせずOK。
(2) [オプションバー]の[…]をクリックし、「鉄筋形状ブラウザ」を開く。
鉄筋形状ブラウザを開く
(3) [鉄筋形状ブラウザ]で「鉄筋形状00」が選択されていることを確認する。
(4) [タイプセレクタ]で「鉄筋棒25」を選択
(5) [配置の向き]パネルで「かぶりと垂直」を、[鉄筋セット]パネルでレイアウトに「固定数」、本数に「3」を設定。
固定数・3
(6) 構造柱上にマウスを移動すると、緑の破線でかぶり厚の線が表示されるので、各辺の真ん中あたりをクリック。
緑の破線の真ん中あたりをそれぞれクリックして鉄筋を配置
配置した鉄筋はそれぞれ端部がダブっているます。これを取り除きます。
(1) 各辺の真ん中の配筋をどれか一つクリックして選択。
(2) ☑が現れるので、一つのチェックをはずす。
チェックボックスを外す
(3) これを各辺繰り返す。

帯筋の配置

帯筋を配置します。
(1) 柱を選択し、[修正|構造柱]タブ-[配筋]パネル-[配筋]
(2) 鉄筋形状ブラウザで「鉄筋形状18」を選択。
鉄筋形状18を選択
(3) タイプセレクタで「鉄筋棒D13」を選択
(4) [配置の向き]パネルで「作業面と平行」、[鉄筋セット]パネルでレイアウトを「最大間隔」、間隔を「150mm」とする。
配置の設定
(5) 構造柱の平面上でマウスを移動し、希望の状態になったらクリック
機能の位置にレイアウトされたらクリックして決定
主筋は自動的に帯筋の内側に移動します。

3Dビューで確認

3Dビューに切り替えても、鉄筋は構造柱の内部なので表示されませんが、設定次第で鉄筋を表示することができます。
(1) 交差選択で、構造柱と鉄筋を選択。
(2) [プロパティ]ウィンドゥで「構造鉄筋」を選択。
(3) [ビューの表示状態]の編集ボタンをクリック。
構造鉄筋を選び、ビューの表示状態の編集ボタンをクリック
(4) 鉄筋を表示したい3Dビューの行で、「前面に表示」と「実径で表示」をチェックしてOK。
目的の3Dビューで前面に表示と実径で表示をチェック
これで目的の3Dビューに鉄筋を表示することができます。
配筋の表示
意外と簡単だと感じたのではないでしょうか?まずは基本の仕組をおさえましょう。