道は床でつくると便利
外構、特に道路や歩道は一般的にはまず地形を作成し、舗装を使って道路や歩道を作成します。ただ、舗装はその外形線が他の舗装とダブることが許されず、多少扱いが面倒です。そこで、今回は床を使って歩道や道路、縁石などを作成する方法をご紹介します。
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床で作成された歩道と車道 |
上の図の歩道と車道、緑地はすべて床で作成しています。
スラブエッジでL型側溝・縁石をつくる
床で外構を作成するメリットは、縁石や側溝をスラブエッジを使って表現できるということです。
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3種類のスラブエッジを使っている |
このモデルは3種類のスラブエッジを使っています。
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上の図の青い部分 |
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低いL型側溝 |
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縁石の部分 |
これらのプロファイル(右のライブラリに登録してありますのでご自由にお使いください。)でスラブエッジのタイプを作成しておいて、下の図のように歩道と車道を床で作成します。歩道切り下げ部は勾配矢印を使ってスロープにしておきます。
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側溝や縁石部を除いて床を作成する |
あとは[建築]-[構築(ビルド)]-[床▼]-[スラブハンチ]を使って、床のエッジをなぞれば側溝や縁石を作成できます。
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床のエッジをクリックして縁石と側溝を作成 |
足りない部分はスラブエッジを選択して端点をドラッグして延長します。
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スラブエッジを延長 |
床も舗装も層構造を表現できたり、勾配矢印でスロープを作成で来たりする点は同じですが、スラブエッジを使えることと、多少重なってもエラーにならないこと、形状編集が使えることなど床のほうがなにかと便利な機能が多いので、外構の作成に床を活用することを検討してみてください。
注意する点
床は平面図の表示範囲に含まれていなくても、マイナス1200程度までは平面図に表示されます。詳細は
こちらをご覧ください。一方地形や舗装は、描画範囲から外れていると表示されません。舗装・地形・床による外構が共存する場合は、表示範囲に注意してください。