重ね壁
重ね壁とプロファイルを使って、イソバンドの外壁を作ってみます。RC腰壁+イソバンド(リアリスティック表示) |
まず上部の「イソバンド+たて胴縁」の壁タイプを作成します。
既存の壁タイプを複製して名前を「イソバンド」とします。タイプを編集し、レイヤの設定を
- イソバンドの厚さを35mm
- たて胴縁を100mm
とします。
イソバンドは幅600mmの横張りとして、マテリアルは次のように設定します。
サーフェスパターンはモデル、切断パターンは製図 |
プロシージャマップを指定 |
テクスチャエディタ |
水切
次に水切りのプロファイルを作成します。水切の形状のプロファイルを作成します。[R]-[新規作成]-[ファミリ]で「プロファイル(メートル単位).rft」をテンプレートに指定し、下の図のように閉じた線分を作成します。参照面の交点が、イソバンドの外面の下端になります。
参照面(緑の破線)の交点がイソバンドの外面下端 |
作成したプロファイルを「イソバンド腰水切1.rfa」と名前をつけて保存し、プロジェクトにロードします。
タイプにに水切を組み込む
(1) 作成した壁タイプ「イソバンド」を選択してタイプを編集します。(2) [構造]の編集ボタンをクリックし、プレビューボタンを押します。
(3) ビューを「断面図:タイプ属性を修正」にし、[壁の造作材]ボタンを押します。
(4) [追加]ボタンを押して、下の図のようにプロファイルを追加します。「側面」を「外壁」に合わせると、プロファイルの参照面の交点が外面になります。
壁の造作材 |
水切が追加された |
RC腰壁
次にRCの腰壁のタイプを以下のように作成し、名前を「イソバンド-腰壁」とします。
RC腰壁 |
重ね壁
二つの壁を重ね壁にします。既存の重ね壁を複製し、内容を変更します。(1) プロジェクトブラウザで、[ファミリ]-[壁]-[重ね壁]の任意のノードを右クリックして複製し、名前を「RC腰壁+イソバンド」とする。
(2) 作成したノードをダブルクリックして、タイプ編集ダイアログを表示。
(3) 下の図のように構造を設定します。これにより腰壁は高さを1200で固定し、壁全体の高さはイソバンドの壁で調整されるようになります。
外壁面で二つの壁をそろえるので、上部の「オフセット」を仕上面:外部に設定 |
水切と腰壁が重なっている |
腰壁のタイプを編集し、構造の編集ボタンをクリックして、[プレビュー]-[断面図]を表示します。
[壁の化粧目地]をクリックし、下の図のようにプロファイルを追加し、壁の頂部を削り取ります。
完成した重ね壁は下の図のようになります。
重ね壁で作成したイソバンドの外壁 |
もう一つ壁タイプを追加 |
頂部に900mmのイソバンドの壁タイプを追加した場合 |