準備
今回は建具リストの集計表を作成します。練習用のファイルをダウンロードして開いてください。
「建具リスト 1階」のビューを開いてください。この時点で、すべてのドアに「建具記号」が割り当てられています。
集計表の作成
以下の手順で集計表を作成します。
(1) [表示]-[集計/数量]-[集計表]
(2) カテゴリで「ドア」を選択し、名前を「建具リスト(ドア)_作業用」として、OK
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集計表の設定 |
(3) [フィールド]タブで以下のフィールドを追加。
- ファミリとタイプ
- 建具・外部
- 建具記号
- 建具番号
- タイプ
- 個数
- タイプのイメージ
- タイプの説明
- 幅
- 高さ
- 耐火等級
- 建具仕上
- 枠材質
- 枠仕上
- 丁番
- 金物
- 取手
- かぎ
- 電気
- 自動
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フィールドを追加 |
(4) [並べ替え/グループ化]のタブで、「建具記号」「ファミリとタイプ」を選び、「各インスタンスの内訳」のチェックを外し、建具記号を見出しに指定する。
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並べ替えの設定 |
(5) OKで集計表が表示される。
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集計表が作成された |
建具プロパティの設定
次に建具番号を設定します。集計表の建具番号のセルに番号を入れます。
入れるたびに下の図のようなダイアログボックスが表示されますが、OKにしてください。
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タイプパラメータを変更するときの警告 |
これはタイプパラメータの値を変更します、という意味です。
番号を下の図のように設定してみました。
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建具番号を設定した集計表 |
その他の建具プロパティも同様に設定します。
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その他の情報も設定する |
ここまでのファイルはこちらからダウンロードできます。
計算式のフィールド
だいたいの情報が入力できたので、シートにレイアウトするための集計表を作成します。
(1) プロジェクトブラウザで、集計表「建具リスト(ドア)_作業用」を右クリックして複製し、名前を「建具リスト(ドア)_シート」とする。
(2) [並べ替え/グループ化]で下の図のように設定。
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並べ替えの設定 |
(3) [書式]タブで、「ファミリとタイプ」「建具・外部」「電気」「自動」を非表示とする。
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非表示にするフィールドを指定 |
(4) [フィールド]タブで、[fx]をクリックし「外部」という名前のフィールドを計算式を使って作成する。
計算式は if(建具・外部,"外","") となっており、「建具・外部」の値が はい の場合は「外」、いいえの場合は空欄にする、という意味です。
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計算式のフィールドを追加 |
(5) 同様に、
電気錠 if(電気,"○","")
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電気錠フィールド |
自動扉 if(自動,"○","")
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自動扉フィールド |
というフィールドを追加する。それぞれ電気、自動のはい/いいえの値に対応して、文字を集計表に表示することができます。
シートにレイアウト
新規にシートを作成し、集計表をレイアウトします。
(1) [表示]タブ-[シート構成]-[シート]で新規作成を選択。
(2) プロジェクトブラウザから集計表:建具リスト(ドア)_シートをドラッグドロップして追加。
(3) [修正]-[移動]で、集計表の左上の角を、シートの左上の角に合わせる。
この集計表にはイメージが含まれています。イメージが含まれている集計表は、イメージのサイズを数値で指定することができます。
(4) シートにレイアウトした集計表を選択し、[修正 | 集計表のグラフィックス]タブの[イメージ]パネルで[サイズ変更]をクリックし、高さを12mmに設定する。
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集計表に含まれるイメージの高さは数字で指定できる |
(5) 集計表のビューとシートビューを左右に並べて、[集計表/数量を修正]タブの[外観]パネルにあるツールを使って、罫線の太さや、文字の位置を調整します。
また、[列]パネルの[サイズを変更]を使って、列の幅を調整し、見栄えを整えてください。
なお、タイプのイメージとタイプの説明の間の罫線を非表示にしたい場合は、タイプの説明の列を選択し、[外観]タブの[罫線]で、左側の罫線をなしに設定します。
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罫線を非表示にする |
以上の手順で下の図のような建具リストの基礎が出来上がります。
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建具リスト |
しかしながら、一部に姿図がない建具もありますし、電気錠などの情報は空欄のままです。
次回は、姿図の設定や、電気錠や自動扉の設定など、建具のプロパティをタグに表示しながら設定していきます。