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2016年12月3日土曜日

仕上表チュートリアル(5)~行間の調整と集計表の分割

行間の統一

下のリンクをクリックして、練習用のファイルをダウンロードして開いてください。

建築_サンプルプロジェクト_仕上表_行間調整開始.rvt


プロジェクトブラウザでA-07仕上表(1)を開きます。仕上表はできましたが、シートにレイアウトされた仕上表は行間がバラバラです。そこで、行間を一定の高さに保つように、フィールドを追加します。


(1) [管理]-[設定]-[プロジェクトパラメータ]
(2) [追加]をクリックし、「行間調整」という文字のパラメータを部屋のインスタンスパラメータとして追加する。
部屋に新しいパラメータを追加
(3) プロジェクトブラウザで、[集計表/数量]から「部屋_仕上表」を開く。
(4) プロパティウィンドゥで[フィールド]をクリック。
(5) 右側のリストで、一番上の「仕上表グループ」を選択した状態で、左側のリストから「行間調整」を選択して、[→]をクリックして追加し、さらに一番上に移動する。
行間調整を最上位に追加
(6) 見出しの「行間調整」という文字を削除し、A列の幅を2mmに設定する。
A列を選択し幅を2.00mmに
(7) A列を選択したまま[外観]パネルの[フォント]をクリックし、色をできるだけ薄い色(例えば薄いグレーなど)に設定します。これは印刷時に...が印刷されてしまうことを防ぐためです。
フォントサイズを6mm
(8) さらにA列を選択したまま、[罫線]をクリックして、右側の罫線を非表示にします。
右側の罫線を非表示
ここで、集計表をレイアウトしたシートを見てみると次のように、行間が統一されていることがわかります。
行間が統一された!

集計表の分割

集計表を配置したシートを開いて状況を確認します。各行の高さは統一されましたが、シートからはみ出してしまいました。
シートをはみ出した仕上表
今度は集計表を二つに分割しましょう。

(1) プロジェクトブラウザで[集計表/数量]-[部屋_仕上表]を右クリックして、[名前変更]を選択し、「部屋_仕上表(1)」に名前を変える。
(2) さらに右クリックして、[ビューを複製]-[複製]で集計表を複製し、名前を「部屋_仕上表(2)」に変更する。
(3) [部屋_仕上表(1)]をダブルクリックして表示し、プロパティウィンドゥの[フィルタ]をクリックし、下の図のように設定する。
フィルタを使って表示する範囲を設定
(4) すると、仕上表グループで「1階」「2階」「3階」のみが表示される。より詳細なページ分けをしたい場合は、さらにフィルタとして「仕上表整列番号」を追加すればいいでしょう。
(5) [部屋_仕上表(2)]のフィルタも下の図のように設定する。
部屋_仕上表(2)のフィルタ
(6) 新たにシートを追加して、「部屋_仕上表(2)」をレイアウトする。
出来上がった仕上表

以上で仕上表が完成しました。手順を踏めばたいへん論理的に仕上を設定することができます。最後に完成したデータのリンクを張っておきますので参考にしてください。

完成

また、仕上表についてなにか質問がありましたら、ぜひコメントを入れてください。可能な限りお答えいたします。