梁に開口
基礎躯体につきものの「人通口」ですが、単純に梁に穴をあけるだけであればそれほど難しくありません。断面図を作成しておいて、(1) [構造タブ]-[開口部]-[面]
(2) 断面図で下の図のようにスケッチして[OK]
人通口を梁の面にスケッチ |
梁に穴は開いたが・・・ |
もちろんこれは切断位置が人通口をカットしていないからですが、そうかといって部分切断領域を使って切断位置を調整しても、思うような表現にするのは一苦労です。
部分切断領域を使ってもなかなか思うような表現にならない。 |
そこで、配置するだけで表示してくれる人通口のファミリを作成してみます。
人通口のファミリをつくる
振る舞いの条件は
- 面に配置したら穴をあける
- 平面上に人通口の位置を表示できる
ということです。カテゴリはとりあえず一般モデルでいいでしょう。まず面にとりつくファミリなのだから、ファミリテンプレートは「一般モデル(メートル単位)、面付き.rft」を選択します。
人通口のソリッドを作成
(6) [管理]-[オブジェクトスタイル]で、サブカテゴリ「破線」を追加し、線種を「破線」としてOK。
(8) 3Dビューを開き、円柱のソリッドを選択し、プロパティの[ソリッド/ボイド]を、「ボイド」にする。
以上でファミリは完成です。完成品は右上のライブラリの「人通口A.rfa」にあります。
使ってみる
ライブラリの「躯体モデル_30.rvt」を開いて、ファミリをプロジェクトにロードします。
(1) 基礎伏図ビューを開き、[挿入]-[ライブラリからロード]-[ファミリをロード]で作成した人通口のファミリをロードします。
(2) [建築]-[コンポーネント]をクリックし、[配置]-[垂直面に配置]を選択して、梁の面をクリックします。