目地のあるタイルパターン
今度はタイル目地がはいったパターンを作ってみましょう。下の図をみてセグメントがいくつかるか考えてみます。
セグメントを考える |
色々考え方はあると思いますが、今回は下の図のように4本のセグメントとしてとらえます。
説明を追加 |
最初は「お決まりのパターン」です。
;%UNITS=MM
*TILE95x45
;%TYPE=MODEL
水平セグメント(赤・青)
まず赤のセグメントです。下の図を見てください。赤の線が(50,50)で移動していっていることに注目してください。
赤の線は(50,50)でオフセットしている |
したがって、
- 角度:0
- 始点X:0
- 始点Y:0
- オフセットX:50
- オフセットY:50
- ペンダウン:95
- ペンアップ:-5
となり、最初の行は
0,0,0,50,50,95,-5
です。青の線は赤の「始点」が異なるだけで同じ動きをします。
- 角度:0
- 始点X:0
- 始点Y:45
- オフセットX:50
- オフセットY:50
- ペンダウン:95
- ペンアップ:-5
0,0,45,50,50,95,-5
です。
垂直セグメント(オレンジ・緑)
角度は90度なので、下の図のように回転して考えます。
90度回転して考える |
したがって、
- 角度:90
- 始点X:0
- 始点Y:0
- オフセットX:50
- オフセットY:50
- 角度:90
- 始点X:0
- 始点Y:0
- オフセットX:50
- オフセットY:50
- ペンダウン:45
- ペンアップ:-55
となります。オレンジの線は始点が(95,0)であるだけの違いなので
90,0,0,50,50,45,-55
90,95,0,50,50,45,-55
です。まとめると
;%UNITS=MM
*TILE95x45
;%TYPE=MODEL
0,0,0,50,50,95,-5
0,0,45,50,50,95,-5
90,0,0,50,50,45,-55
90,95,0,50,50,45,-55
これをメモ帳にコピーして保存し、拡張子をpatとします。
使ってみる
パターンを利用して、壁面のマテリアルに適用してみます。
(1) [管理]-[設定]-[その他の設定]-[塗り潰しパターン]
(2) [モデル]を選択し、[新規作成]
(4) 作成したパターンファイルを選択しOK
このパターンを使ってマテリアルを作成し、壁に適用すれば下の図のように利用できます。
タイル割り |
「パターンを読む」ことさえできれば、どのようなタイルパターンも作成可能です。