Autodesk Material
[管理]-[マテリアル]で見ることのできる「オートデスのマテリアル」では、あまりほしいものがないなぁ、と思われている方も多いかもしれませんが、実は、オートデスクマテリアルライブラリには
まだまだ使われていない、かなり多くの画像が収録されています。これを使わないのはもったいない!と思いましたのでご紹介します。
Autodesk マテリアルライブラリは以下のフォルダに多くのマッピング画像が収録されています。
C:\Program Files (x86)\Common Files\Autodesk Shared\Materials\Textures
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1,2,3のフォルダはサイズ違いの同じ画像 |
この中に「1」「2」「3」のフォルダがあり、それぞれ
- 1 256x256ピクセル
- 2 512x512ピクセル
- 3 1024x1024ピクセル
の同じ画像が保存されています。
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多くの画像が収録されている |
よくみると、実に様々な素材が提供されており、組み合わせれば一般的なものはすべてこれらだけで作ることができそうです。なかにはバンプとセットになっているものもあり、かなり使えそうです。名前に「.bump.」を含むものだけ表示すると次のようになります。
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バンプマップもいろいろある。これはほんの一部。 |
木の仕上材を作ってみよう
それでは、これらの画像を使ってマテリアルを作成してみます。下の図はウォールナットの素地に塗装をして仕上げるような感じでマテリアルを作成しています。
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リアリスティック表示 |
(1) [管理]-[設定]-[マテリアル]を選択し、左下の○に+のボタンをおして、マテリアルを新規に作成します。
(2) [アイデンティティ]タブで、名前を設定します。
(3) [外観]タブで[このアセットを置き換えます]をクリックし、アセットブラウザを開きます。
(4) [外観ライブラリ]-[既定]を選択し、「硬質木材」の右端の矢印をクリックし、マテリアルブラウザを閉じます。
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硬質木材を選択 |
(5) [外観]タブで[イメージ]の矩形をクリックし、以下のファイルを選択します。
C:\Program Files (x86)\Common Files\Autodesk Shared\Materials\Textures\2\Mats\Woods & Plastics.Finish Carpentry.Wood.Walnut.png
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ウォールナットの素地とバンプ |
(6) さらに[レリーフパターン]にチェックを入れて、レリーフパターンを「カスタム」を選択し、イメージに
C:\Program Files (x86)\Common Files\Autodesk Shared\Materials\Textures\2\Mats\Woods & Plastics.Finish Carpentry.Wood.Walnut.bump.png
を指定します。
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イメージの設定 |
(7) 木材グループの[ステイン]にチェックを入れ、塗装色を指定し、さらに仕上と用途を設定します。
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ステイン色、仕上、用途を設定 |
(8) [グラフィックス]タブでシェーディングの[レンダリングの外観を使用]にチェックを入れれば、完成です。
色々な木
木目の作成はこのようにとても簡単です。さらに
C:\Program Files (x86)\Common Files\Autodesk Shared\Materials\Textures\2\Mats
を「Wood」で検索すると、たくさんの画像があることがわかります。
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多種多様な木材の画像 |
これらの画像とステイン、レリーフを使えば、いろいろな木材のマテリアルが手軽に作成可能です。
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Autodeskマテリアルライブラリで作成した木のマテリアル(リアリスティック表示) |