階段はよくできてはいるが・・・
階段はごく普通の階段であれば手軽に作成できる便利な道具です。しかし、途中の踊り場に1段加えたいときはどうでしょうか?
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踊り場に段を加える |
今回は「踊り場の踏面」の入力法について考察してみます。
踊り場の踏板は段の一部
まずは踊り場の中間に1つ段を加えてみます。まず、下の図のように下側の経路を作成します。
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下側の経路 |
出来上がった経路を選択し、[ツール]-[変換]をクリックします。
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スケッチベースに変換する |
[スケッチを編集]を選択すると下の図のようになります。色がついていますが、それぞれの色は下の図のような関係人なっています。
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階段スケッチ各部の名称 |
まず境界を作成
踊り場の段は「大きい踏み面」ととらえます。境界線を下の図のように作成します。
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境界線を作成 |
次に蹴上を作成
蹴上は以下の通りに作成します。蹴上は端部が接触しないようにしてください。
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蹴上げの作成 |
赤○が作成のポイントです。蹴上線の端部が接触しないようにします。
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悪い例 |
また、端部は境界線(緑)に接続するようにします。また、境界(緑)の線の端部は、必ず蹴上(黒)でふさぐようにスケッチします。
階段パス
階段パスを追加します。階段パスは意外に重要で、このままOKしてもエラーになります。必ず階段の上り方向を示さなければいけません。
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階段パスを指し示すことが重要 |
そして、✅をおしてスケッチを終了し、残りの経路を追加します。
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残りのパスはコンポーネント階段で作成 |
3Dで確認してみると
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踊り場にステップ |
コンポーネント階段だけでは、踊り場にけ上げを作るのは難しいですが、スケッチを併用すれば、このような階段を作成できます。
ささらに注意
以上のようなやり方で鉄骨階段を作成すると、下の図のようにささらの形状がおかしくなる場合があります。
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ささらが・・・ |
この場合は、境界線(緑)をステップの一番上で分割します。
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赤丸の位置で緑の線を分割する |
完全ではありませんが、ささらの形状が改善できます。