パターンベースコンポーネント
下の図はパターンベースコンポーネントを使って作成した壁面装飾の一部です。
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パターンベースコンポーネント |
こうした同じパターンの繰り返しも太さを変えたり、格子パターンを変更したりすることで様々な検討が可能です。また、割り付け面は平面だけではなく様々な曲面の割り付けも可能です。
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曲面へ割り付けたパターンベースコンポーネント |
簡単なパターンベースコンポーネントを作ってみる
単純にグリッドを形成するパターンベースコンポーネントを作成してみましょう。 新規作成-ファミリで「一般モデル(メートル単位)、パターン ベース.rft」を選択すると、下の図のような画面になります。
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一般モデル(メートル単位)、パターンベース.rftを開いたところ |
ここにはアダプティブ点4つと、青い線のグリッドが表示されています。このグリッドを選択して、タイプセレクタをクリックすると、様々な形状のパターンが表示されます。
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様々なグリッドパターン |
このなかから、一番上にある「1/2ステップ」を選択してみます。すると、参照点が6つに増えています。
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1/2ステップ |
グリッドを選択して、水平間隔と垂直間隔を400にします。
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水平・垂直間隔の調整 |
よく見るとこの6つのアダプティブ点は参照線で結ばれています。参照線上に点を作成します。
描画パネルの「点」を選択し、アダプティブ点1-2の中点に点を作成します。このとき重要なことは「面上で描画」を選択しておくことです。このオプションを選択することで、サーフェス上(今回は参照線上)に点を作成することができます。
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点を作成するとき面上に描画をチェックしておく |
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参照線がハイライトされた状態で中点をクリック |
作成された点を選択すると、点がもつ参照面が表示されます。この面にスイープのプロファイルを作成します。この参照面を常時表示させておくには、点のプロパティ「参照面を表示」を「常時」にしておきます。
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参照面を常時表示するには |
「作業面」パネルの「セット」をクリックし、表示した参照面を選択します。
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作業面を設定 |
内接するポリゴンを使って6角形を適当な大きさで作成します。
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6角形をセットした作業面に作成 |
この6角形と下の図のように3本の参照線を選択します。
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パス(参照線)とプロファイル(六角形)を選択 |
「フォームを作成」をクリックすると、フォーム(スイープ)が作成されます。
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フォーム(スイープ)が作成されたところ |
このフォームを選択し、プロパティのマテリアルの「ファミリパラメーターを関連付け(右端の小さなボタン)」をクリックし、適当なパラメーター名を作成します。
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マテリアルをパラメーター化しておく |
マテリアルをパラメーター化しておくと、プロジェクトにロードした後も変更できるので便利です。
これをプロジェクトにロードして、サーフェイスに割り当ててみたのが下の図です。
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パターンベースコンポーネント |
次回は作成したパタンベースコンポーネントを様々なサーフェスに割り当てる方法をご紹介します。