プロジェクトにロードする
作成したファミリをプロジェクトにロードして、配置してみます。
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ファミリを配置たところ (リアリスティック表示) |
マテリアルを確認します。[管理]-[マテリアル]で「便器」や「便座」といった、前回ファミリに設定した「レンダリングマテリアル R-G-B」を変更して作成したマテリアル名がリストにあります。
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ファミリの |
これを編集すれば、プロジェクトにロード済みのファミリの外観を変更することができます。
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マテリアルを変更したファミリ |
少し、ネイティブのファミリとは勝手はことなりますが、プロジェクトにロードした後でもマテリアルの変更は可能です。
2次元表現
平面図や、立面図、断面図をチェックしてみましょう。下の図のように、ファミリで設定したシンボル線分で便器が表現されていることがわかります。
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平面図 |
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断面・展開 |
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展開図 |
このように、REVITでは3Dと2Dで異なる表示が可能です。
マスク
さて、ここで、床や壁のマテリアルのサーフェイスにハッチングパターンを付けてみます。すると・・・
2D表示をシンボル線分で作成している場合、当然ながら便器は「透けて」その下や向こう側にある床や壁のハッチングが表示されます。便器の部分を白抜きにしたい場合は、ファミリを編集してマスキングを作成します。
ファミリの編集に入り、[平面図]-[参照レベル]を開きます。メッシュの便器を選択し、一時非表示とします。
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平面図-参照レベルをひらき、便器のメッシュを一時非表示とする |
次に、のこったシンボル線分をクリップボードへ「カット」します。そして、注釈タブの[マスキング領域]を選択します。
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マスキングを作成 |
[貼り付け]-[現在のビューに位置合わせ]を選択します。
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現在のビューに位置合わせ |
このまま✔をクリックしたら、様々なエラーが出ますが、表現を簡略化するなど、すこし線分を整理して、ひとつながりの領域を作成します。
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マスキング領域を作成 |
この時注意することは、領域の境界線のシンボル線分のサブカテゴリが「衛生器具」になっていることです。マスクキング領域が作成できたら、プロジェクトにロードして効果を確認します。
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マスキング領域で、床のサーフェスパターンが隠された状態 |
このように、マスキング領域を使うことで、ファミリを不透明にすることが可能です。
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立面にもマスキングを作成 (リアリスティック表示) |
一時的に透明にするには?
マスキングをしても、ビューごとや要素ごとに再び透明にすることも可能です。それには、カテゴリあるいは要素単位で、サーフェスの透過性を100%にすればOKです。
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説明を追加 |
この設定にした場合、下の図のように要素を透過することが可能です。
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透過性100 |
こうしてみると、2次元表現は基本的にはマスキング領域で作成しておくのが汎用性が高いといえます。