金属手すり
今度は「手すり」と「手すり子」で構成される一般的な金属手すりを作成してみます。材料
- 上部手すり
- 手すり1
- 手すり2
- たて部材
- よこ部材
こんな手すりを作ってみます。 |
一つ一つの材料を順番に作成します。
上部手すり
材料
- プロファイル(手すりの断面形状)
- 終端(手すりの始点と終点に付加するファミリ)
プロファイルの作り方
(1) プロファイル - 手すり(メートル単位).rft を使って新規ファミリを開始する。(2) [作成]-[詳細]-[線分]で下の図のように矩形を作成し、寸法にパラメーターをつける。
フラットバーを想定した断面 |
(3) [作成]-[プロパティ]-[ファミリタイプ]を開き、幅50mm、見付9mmのタイプを作成し名前を50x9とする。
(4) 名前を付けて保存する。(ここでは「角型手すり.rfa」)
手すりの断面(フラットバー50mmx9mmを想定)を作成しました。パラメーターを付けることで、様々な形状の断面に対応できます。また矩形に限らず、いろいろな断面形状の手すりを作成可能です。
上部手すりタイプの作り方
(1) 建築テンプレートを利用してプロジェクトを新規作成し、作成したプロファイルをロードしておきます。(2) [プロジェクトブラウザ]-[ファミリ]-[手すり]-[上部手すりのタイプ]を展開し、任意のノードを右クリックして複製、名前をFB50x9とします。
(3) ダブルクリックしてタイプパラメーターダイアログボックスを開く。
(4) プロファイルに「角型手すり:50x9」を、ハンドのすきまを幅の半分の-25に設定します。
上部手すりのタイププロパティ |
手すり子(たて部材)
手すり子の作り方
(1) [新規作成]-[ファミリ]で「手すり子(メートル単位).rft」を指定(2) [平面図]-[参照レベル]を開いて、下の図のように参照線を作成し、パラメーターを作成します。
参照面を作成し、パラメーターを付加する |
(3) [立面図]-[左]を開きます。これが階段手すりを横から見た時の形状を示しています。
(4) [作成]-[フォーム]-[押し出し]で、作業面に「参照面 中心(右/左)」を指定します。
作業面を指定 |
(5) [描画]-[選択(緑の線のアイコン)]を選び、オプションバーでロックにチェックをいれて、下の図のようにスケッチラインを作成します。
参照面にロックしながらスケッチする |
(6) [モード]で[編集モードを終了(緑色の✔)]をクリックし、平面-[参照レベル]を開く。
(7) [修正]-[位置合わせ]を使って、左右の参照線に、フォームの左右端部をロックする。
左右端部をロックする |
(8) フォームを選択し、プロパティの[マテリアル]の横にある小さなボタンをクリックし、マテリアルに[マテリアル]という名前のパラメーターを追加する。
マテリアルを後から変更できるようにパラメーターを付加する |
ファミリタイプの作成 |
(10) 角型手すり子.rfaという名前を付けて保存します。
以上で材料はそろいました。次回はこれらを組み合わせて手すりを作成します。