RC手すり
階段の手すりの作成にはいろいろと「不思議」が付きまといます。まず簡単なRC階段手すりを作成してみましょう。RC手摺はどう作る? |
上部手摺用のプロファイルを準備
手摺は次の三つがあります。- 上部手すり
- 手すり1
- 手すり2
いずれも、プロファイル(断面形状)が必要です。
(1) [新規作成]-[ファミリ]で「プロファイル-手摺」を選択して、下の図のように130mm×1280mm(手摺高さ1100mm+踏み板厚30mm+躯体厚150mm)の閉じた長方形を作成し、RC手摺1100.rfaとして保存し、プロジェクトにロードします。
プロファイル |
(2) プロジェクトブラウザで[ファミリ]-[手すり]-[上部手すりのタイプ]を展開し、任意のノードを右クリック-[複製]を選択し、適切な名前を設定します。
(3) これをダブルクリックし、タイプパラメーターを開き、[プロファイル]に作成したプロファイルを指定します。また、必要に応じてマテリアルを設定してください。
(4)[ハンドのすきま]が厚さの半分の値(ここでは130÷2=65)になっていることを確認します。
プロファイルを設定 |
手すりタイプ
(1)プロジェクトブラウザで[ファミリ]-[手すり]の任意のノードを右クリックして複製し、適切な名前を設定します。
(2)これをダブルクリックしてタイププロパティを開きます。
(3)「上部手すり」グループの[高さ]を1100、[タイプ]を先ほど作成した上部手摺のタイプを指定します。
上部手すりのタイプを設定 |
手すりの中身をすべて削除 |
(5)[手すりの位置]の[編集]をクリックして、下の図のように設定します。
手すり子をすべて「なし」に設定 |
手すりの作成
(1)[建築]タブ-[階段]パネル-[手すり]-[ホストに配置]ホストとは階段のこと |
(2)タイプセレクタで先の手順で作成した手すりを指定し、階段をクリックすると、警告は出ますが手すりが作成されます。
手すりが作成されますが、すこし修正が必要です。 |
(3)作成された手すりを選択し、「パスを編集」をクリックします。
(4)下の図のように、不必要なところを削除します。特に、内側の部分は慎重に削除してください。
必要な部分だけ残して削除 |
(5)スケッチを終了します。
(6)手すりのインスタンスプロパティで、を手すりの幅の半分の値(ここでは-65)とします。
これで手すりのとりつく位置を階段の外側に設定して完成です。
RC手摺ができました |
実はこの階段手摺、一見何の問題もなさそうですが、細かな寸法を突き詰めるとちょっと問題があります。次回はその問題点の考察と、階段中央の壁柱を作成します。