水平部材はシステムファミリ
プロジェクトブラウザのファミリノードで、「手すり」を展開してみると、やたらと「手すり」がありどれがどれだか見当がつきません。やたらと「手すり」がある(@_@;) |
「手すり」に手摺タイプが列記されている |
上部手すり |
手すりタイプ |
これらの水平部材はそれぞれのファミリノードを右クリックし「複製」することでしか増やすことはできませんから、このインターフェイスを把握しておくことは非常に重要です。では以上紹介したノード以外はなんでしょうか?
垂直部材はロードファミリ
水平部材のタイプ以外は手すり子(垂直部材)と手摺の「終端」と「支持」のロードファミリです。手すり子(垂直部材)はファミリエディタで自由に定義して、プロジェクトにロードすることで使えるようになります。[新規作成]-[ファミリ]を選んでみると、手すり子に関するファミリテンプレートが3種類存在します。
どの手すり子を選ぶべきか? |
最近あまり見かけないのですが、「支柱」というのは下の図のような手すり子の親玉みたいな部材のことです。
手すり子と支柱 |
支柱は英語ではPost、手すり子はBalusterです。確かに日本語には訳しにくいですね。大まかに言って、手摺のテンプレートは
支柱(Post)-----------手すり子 - 支柱(メートル単位).rft
手すり子(Baluster)-----手すり子(メートル単位).rft
パネル(Panel)--------手すり子 - パネル(メートル単位).rft
というように使い分ければよいでしょう。特に手すり子(メートル単位).rftは階段のときなど水平部材が斜行するときに上端と下端が斜めにカットされますのでこれらのテンプレートの違いを把握しておくことは重要です。
前回ご紹介した強化ガラス手摺では、ガラスとガラスをシールする部分を手すり子として作成しました。
シール部分を手すり子ファミリとして作成 |
ファミリを開いてみると、ガラスと同じ厚さの細い棒がモデリングされていることがわかります。元になったテンプレートは「手すり子(メートル単位).rft」です。
目地のファミリ |
これを1750mm間隔で挿入するように指定しています。
主パターンに注目 |
次はこの垂直部材の配置を指定するダイアログを詳しく見てみましょう。