強化ガラス手摺の作成
下の図のような強化ガラス手摺を作成してみます。
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強化ガラス手摺 |
この手摺は
- 上部手すり
- 手すり子
- 手すりの構成(非連続)
の三つの要素で構成されています。
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手摺の構成 |
手摺の構造(非連続)
ガラスと基礎部分はそれぞれ矩形のスイープで作成しています。
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ガラス部:16x890 基礎部:100x150 |
このプロファイルを作成し、手摺プロパティの「手すりの構成(非連続)」で高さとマテリアルを指定します。プロファイル作成上の注意事項としては、プロファイルの原点をよく考慮し4ておくことでしょう。たとえば、ガラス部分のプロファイルを次のように「中心下」を原点として作成したとします。
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原点は下中心 |
手すりの構造(非連続)の構成は、下の図のようになります。
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高さ、オフセットは原点の位置を指定している |
手すりの構造(非連続)とは、プロファイルのスイープです。スイープのパスは手摺のパスと一致しますが、引き伸ばす
プロファイルの原点の位置とマテリアルをこのダイアログボックスで指定します。ですから前回も申し上げたようになぜ「(非連続)」どころか、連続しまくっているのです。(英語版では「Rail Structure」となっており、どこにも"非連続"などという用語はありません。素直に"手摺"と訳すべきでしょう。)
この例では強化ガラスのプロファイルは原点を高さ150、オフセット0の位置でスイープするように指示しています。
強化ガラスのようなパネル形状のものはスイープで作成するほうが、パネルの幅を気にする必要がないので手軽です。
上部手摺
Revit2012まではすべての水平材はこの「手すりの構造(非連続)」で定義することになっていましたが、2013からは最上部の手すりと補助手摺二つの合計3種類のハンドレールを定義することができるようになりました。
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3種類のハンドレールを定義可能 |
これらの定義方法は少々複雑です。まずどこで定義するのかもよくわかりません。実はプロジェクトブラウザのファミリのノードで定義するのですが、やたらと「手すり」を連発するのでわけがわかりません。
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何が何だか・・・ |
次回はこのきわめてわかりにくい手すりの定義について説明します。