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2013年8月17日土曜日

断面図(4)~垂れ壁や梁型

垂直の天井は作成できない

垂れ壁や梁型などを作成する場合、垂直な天井が作成できないため、壁で作成することになります。手順を間違えなければそれほど面倒な作業ではありません。

まずは、天井と同じレイヤをもつ壁タイプを登録します。このとき、厚さだけでなくマテリアルも同じにします。
天井の構成

垂れ壁の構成
次に天井を上下に二枚作成します。基準となる天井を作成し、それを複製して高さを調節するとよいでしょう。
天井を上下に2枚作成する

天井伏図か平面図で適切な位置に(1)で作成した壁を立てます。
高さは気にせず垂れ壁を作成する

壁位置を参照しながら天井のスケッチラインを編集します。上の天井と下の天井で垂れ壁をサンドイッチするようにします。
上の天井は垂れ壁の外側まで
下の天井は垂れ壁の内側まで

壁を上下の天井にアタッチします。アタッチすることで垂れ壁が上下の天井の高さの変更に追随します。
垂れ壁の上下を天井にアタッチし、結合する

最後に上下の天井と垂れ壁を結合します。
梁型の完成

さらに詳しく

垂れ壁を簡単に作成する方法を紹介しましたが、この方法で作成すると、断面図を詳細モードにすると次の図のようになり、仕上の石膏ボードがきちんと回っていないことがわかります。
石膏ボードのおさまりが変!?

ここを丁寧に作成したい場合は、垂れ壁の下端をアタッチではなく、下側の天井の石膏ボードの上端まで(図の赤矢印の位置)とします。
垂れ壁の下端の位置

そして、下側の天井と結合したうえで、「結合順序を切り替え」を実行します。
完成した詳細
ここまで丁寧にモデリングを行うことは、設計の初期段階では必要ないとは思いますが、モデルを丁寧に作ればつくるほど、図面はきれいになります。