標準天井と複合天井、どちらを使うべきか?
天井には
標準天井と
複合天井の二種類のタイプがあることはご存知だと思いますが、いつもどちらを使われているでしょうか。
標準天井は薄皮天井と言い換えることもでき、断面は一本線で表現されます。一方、複合天井は壁や床と同じく、層構造が構成でき、断面は厚みをもって表現されます。
天井を単線で表示したい場合、標準天井を選択するかもしれませんが、ちょっとした落とし穴がありますので注意が必要です。
標準天井は切っても切れない!?
天井断面を単線で表現したい場合、標準天井は一見便利そうに見えますが、これまた「
標準天井は常に見え掛り」なのです。次の図は建築テンプレートを使用して作成した、複合天井(左)と標準天井(右)の断面図です。標準天井は単線で表示されていますが、細い線で表示されています。
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複合天井(左)と標準天井(右) |
オブジェクトスタイルを見ると、天井の断面は「3」となっています。
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天井の「切り取り」=断面線の太さは「3」なのに・・・ |
ためしに「表示/グラフィックスの上書き」で、「投影/サーフェス」の色を変更してみましょう。
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天井の「投影/サーフェス」=見え掛り線を赤色にすると・・ |
図のように、標準天井は色が変わりますが、複合天井は色が変わりません。
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標準天井はいつでも見え掛り |
標準天井と複合天井は混在させると図面表現にばらつきが出て面倒なので、どちらか一方を使うようにするとよいでしょう。
標準天井のもうひとつの落とし穴
これは断面図の話ではないのですが、標準天井と複合天井ではパースの見た目も変わってきます。次の二つの絵を天井に注目して見比べてみてください。天井のマテリアルも、グラフィック表示オプションの設定も同じです。
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複合天井 |
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標準天井 |
どちらも「周囲光シャドウ」を表示しているのですが、標準天井には黒い影のようなもやもやが見えます。標準天井は「面」であり、厚みがないので、裏側も同時に表示されるためこのような表示になってしまうのです。
天井のタイプは、やはり実際の建築をより正確に表現できる複合天井を使うほうがよいのではないでしょうか。