共有ファミリをネストする
ファミリの中にファミリを入れる、入れ子にすることをファミリをネストする、と言いますが、 Revitの「共有ファミリ(Shared Family)」は、プロジェクト内で独立した要素として認識されるファミリのことです。この共有ファミリをファミリにネストすると何が起きるでしょうか?
共有ファミリとは、ファミリのプロパティ「共有」にチェックが入っているファミリのことです。
| ファミリを共有に指定する |
共有ファミリは親にネストされていてもプロジェクトでは独立した要素として扱われます。ここでは、
- 窓ファミリの障子を共有ファミリにし、
- そのファミリをパラメータ化したら、
プロジェクトで何が起こるか確認してみましょう。
次の窓のファミリは枠のファミリに、障子部分のファミリをネストしています。
| 窓枠ファミリに障子ファミリをネスト |
そして、障子のファミリにはファミリパラメータ「障子1x1」が設定されています。
| 障子のファミリにはタイプパラメータが関連付けされている |
このプロジェクトには障子ファミリがロードされていて・・・・
| 複数の障子ファミリが枠ファミリにロードされている=ネストされている |
ファミリに関連付けされたパラメータ「障子1x1」を切り替えることで、障子をFIX窓や引違い窓に変更できるというわけです。
| 引違窓 |
| FIX窓 |
枠ファミリにロード(ネスト)されている障子ファミリには、共有ファミリと非共有ファミリがロードされています。
| 共有ファミリと非共有ファミリがネストされている |
プロジェクトにロードするとどうなるのか?
このファミリをプロジェクトにロードしてプロジェクトブラウザのファミリを確認すると、窓のファミリだけではなく、共有ファミリである「窓 障子 FIX」「窓 障子 引違い2枚」もファミリとしてロードされています。
一方、共有ではない「窓 障子 規定値」ファミリはプロジェクトブラウザには表示されていません。
プロジェクトで窓を選択してタイプパラメータを見ると、共有ファミリとファミリ自体が抱えている非共有ファミリを選択できます。また、プロジェクト内の他の窓ファミリはリストアップされていないことにも注意してください。
タイプはプロジェクトで増やせる!!
では、ファミリ「窓 障子 引違い 2枚」のタイプをプロジェクトで複製して新たに「非常用進入口」を増やしてみます。ファミリエディタを開く必要はありません。プロジェクトブラウザで窓 障子 引違い 2枚を右クリック>複製 で新たにタイプを増やすだけです。
窓を選択してタイプ編集をすると、パラメータ「障子1x1」に、プロジェクトで複製して作成した新しいタイプを選ぶことができます。ファミリエディタを開かなくても、プロジェクトで共有ファミリのタイプを増やせば、障子ファミリとして使用できます。
| ファミリを開かなくても選択肢を増やせる |
新しくロードした共有ファミリも使える!
では、別途作成した障子ファミリ(窓 障子 外倒し.rfa)をプロジェクトにロードしてみます。もちろん共有ファミリにチェックを入れておきます。
| 共有ファミリをプロジェクトにロードする |
| プロジェクトに追加した共有ファミリが選択可能 |
拘束のルールさえ守っていれば、枠のファミリを開かなくても、プロジェクトに障子だけを追加すればネストのファミリを増やすことができます。これは共有ファミリがプロジェクトでは独立した要素として扱われるために起こる現象です。
| 共有ネストファミリはプロジェクトでは独立した要素として扱われる |