製図ビューの縮尺を変更しました
建築工事標準詳細図シリーズ第6回はシート番号2-11の幅木をいろいろと作成してみました。
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幅木のモデル |
ですがその前に、今まで作成した製図ビュー(詳細図)の縮尺が間違っていたことに気が付きました。1/10で作成していた製図ビューをすべて1/5に修正して再度シートにレイアウトしていますのでサンプルプロジェクトをダウンロードしてご確認ください。
尺度を修正してシートを再作成しました |
幅木
幅木は壁スイープ/リビールで作成しています。壁のスイープ/リビールは立面ビュー、断面ビュー、3Dビューでしか作成することはできないなど不便な面もありますが、一方で開口部(ドア、窓など)によって壁と一体で切り欠かれ、インスタンスパラメータ"長さ"も開口部をひき去った値となるなど便利な面も多々あります。
ビニル幅木の例 |
入り幅木
②の「ビニル床シート立ち上げ幅木」は壁の仕上面から壁内に入り込む入り幅木の形状になっています。
10mm入り込んでいる幅木 |
この形状はスイープとリビールを使って作成できます。リビールで壁を削っておいて、同じ位置にスイープを配置します。
スイープとリビールの合わせ技で |
木製幅木
④の木製幅木は壁仕上面と同面で幅木を納めて、8㎜の目透かしを取っています。
目透かし8mmをモデリングするのか? |
これをモデリングするにも、リビールで壁の裾を切り欠いたうえで、スイープで幅木を作成すればよいです。
こんなこともできるが、やりすぎかも。。。 |
ただ、実際にここまで凝ったモデルを作ると修正手間も大変なので、リビールは省略して、ディテールシートと合わせて運用するのが現実的かもしれませんね。
プロファイル
スイープもリビールもプロファイルが必要です。今回作成したプロファイルは以下のファミリです。
このうち2-02のプロファイルの用途が「壁の化粧目地」で
その他は壁のスイープです。
こうしてプロファイルの用途を限定しておくと、設定時に比較的簡単に目的のプロファイルを発見できます。
ご利用についてのお願い
ファミリも製図ビューも、サンプルファイル内の要素は、なんでも自由に利用していただいて結構ですが、何があっても責任は一切負いませんので自己責任でご利用ください